2024年11月にシアタートラムにて上演される『ロボット』の全出演者が決定し、ビジュアルも公開された。
本作はおよそ100 年前に、チェコの劇作家であるカレル・チャペックによって発表された戯曲を原作としておりノゾエ征爾が演出を担当する。ロボットと人間の共存が始まりつつある 2024 年に生きる人々に向けて、シニカルかつ不条理なドラマとして転換し、現代の物語として描かれる。
先の発表より、水田航生、朝夏まなと、渡辺いっけいの出演が決定していたが、新たに、菅原永二、加治将樹、坂田聡、山本圭祐、小林きな子、内田健司、柴田鷹雄、根本大介の出演が決定した。さらに、各出演者のビジュアルも公開された。
100 年後の世界を予見したかのようなチャペックの戯曲の世界を、ノゾエは「人間は幸せを求めるがゆえに、よかれと思って進化へと向かう。ただ幸せと進化が必ずしも並列するとはかぎらないということも我々は理解しています。この物語の愚かな人間が辿りつく先でつきつけられる大きな課題に、皆で真摯に向き合い、一緒に考えられるような作品にしたいと思っています。」と語っており、本作にて“遠すぎない未来の世界”として表現していく。
公演は、11 月よりシアタートラムにて上演。兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール にてツアー公演も予定。チケットは9月15日(日)より一般販売開始。
『ロボット』
■作:カレル・チャペック「ロボット」 (海山社・栗栖茜訳)
■潤色・演出:ノゾエ征爾
■出演:水田航生 朝夏まなと / 菅原永二 加治将樹 坂田聡
山本圭祐 小林きな子 内田健司 柴田鷹雄 根本大介 / 渡辺いっけい
■日程:2024 年 11 月 16 日(土)~12 月 1 日(日)
■会場:シアタートラム
*兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール にてツアー公演あり