今年もネバーランドへ!ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』製作発表レポート

今年もネバーランドへ!ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』製作発表レポート

2024年7月より上演の青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』の製作発表がキッザニア東京にて行われ、ピーター・パン役の山﨑玲奈、フック船長役の小野田龍之介、ウェンディ役の鈴木梨央、ダーリング夫人役の壮一帆、タイガー・リリー役の住 玲衣奈、そして、演出・振付の長谷川 寧の登壇した。さらに「キッザニア東京」との期間限定コラボ「ピーター・パン パレード」のお披露目会も行われた。

製作発表では、劇中歌である「心優しい羊飼い」「ネバーランド」「フックのワルツ」「アイム・フライング」の4曲を披露した。

11代目ピーター・パンを演じる山﨑に昨年の印象を聞くと「憧れの作品・役でしたので、初めてピーター・パンを演じさせていただくことができて、とても嬉しかったです。今年は、さらにグレードアップしたピーターパンを届けたいです。」と語った。

同じく昨年からの続投の小野田は「昨年より長谷川寧さんの演出になり、山崎さんとともに新参者としてフック船長を務められて幸せでした。今年もより一層チャーミングな小野田の部分は隠しながら、嫌なやつに徹して演じていきたいなと思っています(笑)」と話し、報道陣からは笑いが起きた。

今年初出演の鈴木は「ピーター・パンに対する乙女な気持ちであったり、弟たちを想うお母さんのような存在になったりと、その時の感情の変化を大切にしながら演じていけたらと思います。ウェンディのみんなにやさしく、時に芯が強くく彼女なりの強さがあります。いろんな人とお話をしながら、パワーアップした演技をお見せできたらなと思います。」と想いを述べた。

2022年に同役を演じてた壮は「二年ぶりに『ピーター・パン』に出演することができて、とても嬉しく思っています。同じ作品でも演出家が変わる事でこんなにも変わるんだという面白さをかみしめながら稽古をしています。ダーリング夫人は理想のお母さんでもあるので、観客の皆さんにとってお母さんを思わせるように演じたいです。」と話した。

また、昨年はモリビトを演じ、今年はタイガー・リリーを演じる住は「タイガー・リリー率いるモリビトは言葉数が少ないので、感情の高ぶりや闘争心を、身体を通して表現できればと思っています。これまでのダンスで経験してきたことを活かせるといいなと思っています。また、その場にいるだけで空気を締まる強さや、凛とした佇まいを大切にしたいです。」と語った。

昨年に引き続き、演出・振付を担当する長谷川は「(昨年は)「舞台上で本当のものをみせる」ということで、大人が本気をだしている姿を子供に見せたい、子供だましではない人の生きざまを見せたかったというのが去年のテーマでした。公演を経てそれは正しかったなということを感じたので、今年も引き続きそれを推し進められればと思ってます。」と本作について話した。

また、今年から新たに販売された「パイレーツシート」について、小野田が「今年は客席からフラッグを振ってフック船長率いるパイレーツたちを応援できる「パイレーツシート」があります。みんなで踊るシーンや、ピーターとフックの戦いもありますので、そういうところでフラッグを使って、ぜひ客席と舞台上で掛け合いながら楽しい公演にしたいなと思っております。」と説明する一幕もあった。

最後に本作の役作りと意気込みについて山﨑は「本当にかっこよくて、ヒーローのような存在ですが、その裏にあるちょっと寂しがりやで、いたずらっぽい部分を大切にしていきたいと思っています。新しいキャストとともに、新しいネバーランドにみなさまを誘えたらと思います。」と伝えた。

公演は、7月24日(水)から東京国際フォーラム ホールCにて上演、その後、愛知、広島、魚津、大阪にて上演。

青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』

■期間:2024年7月24日(水)~8月2日(金)
■会場:東京国際フォーラム ホールC

■出演:
ピーター・パン:山﨑玲奈
フック船長:小野田龍之介
ウェンディ:鈴木梨央
ダーリング夫人:壮 一帆
タイガー・リリー:住 玲衣奈
パイレーツ:荒川湧太、今村洋一、加瀬友音、鈴木真之介、鳥居留圭、渡部又吁
ロストボーイズ:小熊 綸、梶 みなみ、田代 明、德岡 明、松尾音音
モリビト:ASUKA、石原詩月、伊藤 奨、児玉彩愛、小宮海里、七理ひなの、古澤美樹、森田駿介
ジョン(Wキャスト):畠中一花、三木美怜
マイケル(Wキャスト):杉山穂乃果、須田麗央
スウィング:島野知也、三井夕萌

■スタッフ
原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル
作詞:キャロリン・リー
作曲:モリス(ムース)・チャーラップ
翻訳・訳詞:福田響志
演出・振付:長谷川 寧

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