劇団ハイワイヤが現代社会に渦巻く『民意』をテーマに描く 『GOOD NEIGHBORS』 期間限定配信が決定!

2026年8月19日(水)~ 25日(火)に下北沢OFF・OFFシアターにて上演され た、劇団ハイワイヤ第三回公演『GOOD NEIGHBORS』 舞台映像を、このたびカンフェティにて期間限定配信することが決定いたしました。

劇団ハイワイヤは、2023年に「イジメ」や「幼少期の家庭環境」をテーマとした『トラ』(作・演出:高畑裕太)を上演。また2025年には超高齢化社会を迎えた日本を舞台に現代の「介護問題」に深く切り込んだ『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ。』を上演し、盛況にて閉幕しました。第三回公演では、主宰・高畑自らが主演・作・演出を務め、これまでにない挑戦と意欲を持って臨んだ意欲作となっています。

本作は、高畑が実際に暮らしていた住宅街で起きた小さな隣人トラブルを基に生まれた物語です。無意識のうちに生み出す集団の意思や、排他性の末に、自己と他者の境界が揺らいでいく様を通して、人間の深淵に迫る現代心理劇として評価を集めました。

劇場でしか体験できなかった濃密な時間を、より多くの方に届けるため、今回の配信が実現しました。ぜひこの機会にご自宅で作品世界をお楽しみください。

あなたにとっては、他人ごと。まだそう思ってるうちは──

■配信情報

視聴券 :2,500円(税込)
販売期間:2026年10月31日(土) 10:00~11月29日(日) 19:59
配信期間:2026年10月31日(土) 10:00~11月29日(日) 23:59
★お支払い完了後[視聴URL]よりご視聴ください。

ハイワイヤ公式サイト:https://haiwaiya.jp/

■作品概要

タイトル:劇団ハイワイヤ第三回公演 『GOOD NEIGHBORS』
作・演出:高畑裕太
上演期間:2026年8月19日(水)~8月25日(火)
会場:下北沢OFF・OFFシアター

■出演

大河日氣 / 菅野恵/ 高畑裕太 / 鄭亜美 / 佛淵和哉 / 茂手木桜子

■あらすじ

とある住宅街で暮らす男は、自宅の周りで発生する騒音に悩まされていた。
隣には数年前から統合失調症を患ってしまった女性が住んでおり、
毎日のように表通りへ出ては、支離滅裂な言葉を叫んでいた。
やがてそのことは近隣住民たちの間でも問題視されるようになり、
男は地域の平穏を取り戻そうと動き始める。
しかしいつまで経っても解決しない隣人トラブルに男は次第に追い詰められていき、
少しずつ様子がおかしくなっていく。
そんなある日、向かいに住む青年が、とある奇妙なことに気付いた――。

【ハイワイヤとは】

2021年5月6日に俳優・高畑裕太主宰の劇団として旗揚げ。
以降、主宰・作・演出の高畑裕太を中心に、サポートスタッフの協力の下、活動、運営、企画考案を行う。
主に個人の体験をベースに、「社会の片隅で過ぎていく誰かの半生」を描く。
生きていく中で誰にでも生じる不条理、ストレス、孤独、愛など、人間の普遍的な感覚を呼び起こす作風は、観る者に強い没入感を与える。目に見える出来事のみにとらわれず、人間が無意識の中に抱えている世界観や、「日常」と「非日常」の狭間にある抽象空間を舞台上に表出することで、その時のカンパニーにしかできない新しい表現を追求し続けている。作品を通して、観客の記憶に深く残り続ける瞬間を生み出すことを目標とする演劇団体である。
「ハイワイヤ」という名称は、高層ビル、峡谷、滝の間など、通常より高い場所にロープを張って行う綱渡り
「ハイワイヤー・アクト(Highwire act)」から由来している。

■イントロダクション (作・演出 高畑裕太)

この作品は私が暮らす住宅街にいた隣⼈が、とあるきっかけで「変貌」してしまったその⼀瞬を、頭の中で何度も繰り返し再⽣しながら執筆しています。 当時の私は、⾃宅のすぐ真隣で起きていた出来事にも関わらず、なぜか⽬の前のことに現実味が持てなくて、まるで悪い夢でも⾒てしまったかのような不思議な気持ちに陥りました。 しかしあの時、「第三者」としてただジッと押し黙って⾒ていたとき、⼼の奥底に⽣じた微かな違和感と、その現実感のなさに、⾃分⾃⾝の「⽇本⼈性」を感じたような気がしました。

私たちは⽇々、他者と隣り合って⽣きています。しかし「こちら」と「あちら」の間にある境界はとても曖昧で、 条件次第でいとも簡単に反転し、昨⽇まで傍観者だった⼈間が被害者になり、加害者にまで転じます。 現代社会は⼤きな価値観の変⾰期を迎えていると同時に、⼈々がそれぞれの正しさを主張し合い、分断を⽣んでしまっている社会のようにも感じます。

そんな中で、私はある疑問を抱くようになりました。私たちは⺠主主義国家の中で⽣きているけれど、その⺠主主義を⾃ら勝ち取った経験を持たないまま、学校で教わり、制度として受け⼊れ、気が付けばその中で暮らしてきました。 つまり、権利を持つ主体としての⾃分よりも、「空気を読む社会の⼀員としての⾃分」を先に学んできたのではないか。少なくとも私には、そんな感覚があります。

私たちは本当に⾃らの意思で考えているのか。 それとも、ただ適応しようとしているだけなのか。

私が「⽇本⼈性」という⾔葉で呼ぼうとしているものは、そうした曖昧で説明の難しい感覚です。

本作は、その答えを⽰す作品ではありません。 ただ今の⾃分⾃⾝が感じる⾔葉にしきれない違和感や、宙吊りのまま残り続けている疑念、そして説明のつかない感情の揺らぎを、そのまま舞台上に置いてみたいと思いました。
是⾮、公演をお楽しみください。

◾高畑裕太 プロフィール

ハイワイヤ主宰/俳優/劇作家/演出家/ダンサー/ 1993年⽣まれ、東京都練⾺区出⾝。 2012年NHKドラマ『あっこと僕らが⽣きた夏』で俳優デビュー。 またその後、連続テレビ⼩説『まれ』出演以降、 NHKや⺠放の映像作品に多数出演する。 2016年以降に⻑期に渡る海外諸国への⼀⼈旅や、 特殊清掃、福祉・介護といった仕事に従事して、国内外の⽣活⽂化への知⾒を深める。 2021年「ハイワイヤ」結成。主宰・作・演出を務める。
俳優として他団体への客演のみならず、企画プロデュース、 作家、演出家として、様々な部⾨で表現活動の幅を拡げている。 また本作『GOOD NEIGHBOS』では主演・覗⾒ 明(ノゾミ アキラ)役を務める。

CAST

気の良い青年タカト役
大河日氣

大学在学中に演劇を始め、19 歳の時に ABC ホールにて初舞台を踏む。卒業後、文学座附属演劇研究所に入所。卒所後は舞台、映像と幅広く活動。最近の出演作に、ZURULABO『GOLF』 作・演出:小野寺ずる(2026)、ハイワイヤ『墓場までのかえりみち、ゆりかごからブランコへ』作・演出:高畑裕太(2025)、かわいいコンビニ店員飯田さん『僕をみつけて』作・演出:池内風(2025)、読売テレビ「キスでふさいで、バレないで。」(2025)、などがある。

小河原 春(オガワラ ハル)役
菅野恵

舞台芸術学院を卒業後、小劇場などの出演で役者としての実力を培う。2017 年に富良野GROUP『走る』にオーディションで選ばれ出演。2019 年テレビ朝日『やすらぎの刻〜道』の里子役でドラマデビュー。2023 年には富良野 GROUP 公演『悲別.KANASHIBETSU2023』に出演するなど、多数の倉本聰作品に出演。2024 年には『海の沈黙』で映画初出演を果たした。今年 6 月には映画『鍵』が公開。

覗見 万里(ノゾミ マリ)役
鄭亜美

平田オリザ主宰の劇団青年団に所属。 出演したおもな平田作品に『革命日記』『冒険王』『カガクするココロ』『ソウル市民 1919』『東京ノート』『銀河鉄道の夜』などがある。山内ケンジ監督長編映画『夜明けの夫婦(2022)』『アジアのユニークな国(2025)』ともに主演。最近は、伊藤直子、小野寺修二、黒田育世、近藤良平作品など、演劇以外のジャンルにも出演している。 クラシックバレエ、テコンドーは特技。

住所不定無職の男 佐藤役
佛淵和哉

舞台を中心に活動し、G2 氏、田村孝裕氏、冨坂友氏などの作品に出演。近年の主な出演歴は松竹『有頂天家族』劇場/新橋演舞場、フジテレビ『マーク・トウェインと不思議な少年』劇場/新国立劇場小劇場、ONEOR8『かれこれ、これから』劇場/シアタートップスMCR『シド・アンドウ・ナンシー』劇場/OFF・OFF シアター、アガリスクエンターテイメント『さらば曽古野遊園地』劇場/すみだパークシアター倉

裏井戸 鏡子(ウライド キョウコ)役
茂手木桜子

名古屋出身。中高演劇部、大学の劇団を経て、蜷川スタジオに所属を機に上京。 さいたまネクストシアターに発足から解散まで参加。東京演劇道場1期メンバー。スローモーションパフォーマンスグループ・クズレルズの一員。漫才協会会員。主な出演作は舞台『真夏の夜の夢』(演出:シルヴィウ・プルカレーテ)/『赤鬼』(演出:野田秀樹)『マクベス』(演出:ノゾエ征爾)/『雨花のけもの』(演出:岩松了)『鶴人』(演出:松村武)/映画『十三人の刺客』(監督:三池崇史)など

舞台写真

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