タカイアキフミが主宰をつとめるソロプロデュースユニット TAAC（ターク）の『静かにしないで』が下北沢・シアター711にて5月24日(金)に開幕！
テレビなどのメディアで日々取り上げられた出来事の「その後」を描いてきたTAACですが、今作は、コロナ禍による生活様式の変化で隆盛したフードデリバリーサービスの「その後」を描く会話劇です。
舞台の場はゴーストレストラン。店内で飲食しないデリバリー専門店のため、第三者の介入が少なく、普段私たちが目を向けることがあまりない場所です。また、今作では、トゥレット症の登場人物がいます。トゥレット症も、また、社会にあまり実態が認知されていない症状です。
日々を生きているだけではなかなか触れる機会の少ないゴーストレストランやトゥレット症にフィクションである演劇が目を向けることによって、まずは観客に認知してもらい、観客が劇場から出た後に、この社会を少しでも温かい眼差しで見つめることができるような公演にしたいと思っています。
この世界に生きづらさを感じるあらゆる現代人が、ほんの少しでも他者に優しさを持ち、観劇後の体が少しでも温かくなるような演劇作品にしたいと思っています。
◆あらすじ
舞台はある兄弟が営むゴーストレストラン。コロナ禍によって大きく売上を伸ばしたが、コロナの落ち着きとともに淘汰され、閉店することが決まった。 最終営業日を終え片付けをしていると、なぜか配達員がやって来て･･･。
これは、ないかもしれない希望に向かって、それでも生きていこうとする人間たちの物語である。
※ゴーストレストランとは･･･店内で飲⾷することなく、デリバリーに特化して料理を提供する店のこと。
◆開幕コメント
■タカイアキフミ（作・演出）
いまを懸命に生きる人間たちを描けたと思っています。同年代の役者たちと同じ頂上を目がけて稽古に励んだ日々は、僕の人生にとってもかけがえのない豊かな時間でした。そして力強いスタッフ陣の素晴らしい仕事のおかげで、密度の濃い劇空間が生まれました。
いま前を向いて生きることが難しい人、はじめの1歩を踏み出したい人、そんな方に届けたい物語です。この芝居で僕は僕自身を救えたように思います。ご来場心からお待ちしております。
■永嶋柊吾（出演）
始まってしまったら終わるので本当は寂しいことのはずなのに、早く始まらないかなと待ち侘びる初日。無事でもなんでも、初日の幕が開くことはとんでもなくめでたくて、大切なことです。711。3人芝居。2024.5.24。僕にとって忘れない日になると思っています。この終わっちゃう毎日を、1人でも多くの方と共に過ごせますように。
■小林リュージュ（出演）
今日初日を迎えます。一ヶ月の稽古はあっという間でした。今までタカイさんとカンパニーの皆さんと積み上げてきた物が、どのようにお客さんに伝わるのだろうと、期待と不安とありますが。楽しんでいただけるよう、皿海優朔として精一杯、一瞬一瞬を生きようと思います。劇場でお待ちしております！
■高畑裕太（出演）
『静かにしないで』は、今までTAACを応援してくれた方にとっても、初めましての方にとっても、ご満足頂ける公演になっていると思えます。タカイアキフミさんの集大成でもあり、この公演に関わった全ての方にとって、新しく始まる人生の第一歩になれると、強く信じられる時間を過ごしました。「絶対に特別な公演にしたい。」と強く想っていましたが、その目標はちゃんと叶えられました。後は観てもらうだけ。6月2日(日)までシアター711にて！是非お待ちしています。
★公演概要、過去のインタビュー記事等は >>こちら<< からお読みいただけます！
【公演期間／会場】
2024年5月24日 (金) 〜 2024年6月2日 (日)
下北沢シアター711（東京都世田谷区北沢1丁目45-15）
【各種公式】
HP：https://www.taac.co/
X（旧 Twitter）：@TAACproduce