ヒトラーには、絶対に知られてはならない秘密があった
◆脚本・演出:倉田 淳よりコメント
劇団スタジオライフは、手塚治虫氏の「アドルフに告ぐ」を来る10月26日から11月1日に東京芸術劇場シアターウエストにて上演致します。
2007年に舞台化初演(銀河劇場)、2015年に再演(紀伊國屋ホール)、そして今回が3回目の上演となります。
第二次世界大戦を舞台に、同じ名前を持つアドルフ・カウフマン、アドルフ・カミル、そしてアドルフ・ヒトラーが辿った人生を、氏ならではの緻密な運命の巡り合わせの中で描いています。物語は 1936年のベルリンに始まり、1973年のパレスチナで幕を閉じています。
物語の終焉から50年、世界はまた新たな火種を抱えています。混迷に突入しつつある今だからこそ、氏が遺してくれたメッセージを舞台という生身の感情を通して強く噛みしめたく思っています。
9月半ばにからスタートした稽古も佳境を迎えました。初演から物語の語り部である峠草平を演じる曽世海司、同じく三度目のアドルフ・ヒトラー役、甲斐政彦を中心に、劇団のベテラン、若手、また客演の皆さんと、座組一丸となって作品世界に取り組んでおります。
スタジオライフ版『アドルフに告ぐ』をぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
(倉田 淳)
◆STORY
1936年、ベルリンオリンピックの取材でドイツへ渡った峠草平は、ドイツに留学中だった弟を何者かに殺される。
やがて弟がヒトラーに関する重大な秘密を知ったことにより口封じの為に殺され、さらにその秘密文書が日本へ向けて送られたことを知る。
一方、神戸ではドイツ総領事館員のカウフマンも本国からの指令を受け、文書の行方を追っていた。熱心なナチス党員である彼は、一人息子のアドルフを国粋主義者として育てようとするが、アドルフは強く反発する。同じ名を持つ親友のアドルフ・カミルが、ナチスドイツが忌み嫌うユダヤ人だったから……
時はヒトラーという独裁者が支配する暗黒の時代。
運命は二人の少年の澄んだ友情をも残酷に引き裂いてゆく—————
◆Studio Life とは
1985年に故河内喜一郎と倉田淳により結成、2020年に35周年を迎えた演劇劇団。
1987年から、男優が女性役を演じるという手法をとり、現在は男優35名、女性演出家・倉田淳1名のみで構成されている。
その耽美的な世界観と、演出家・倉田淳の独創的な脚色力、美しく繊細な舞台演出が話題を呼び、30代~50代の女性を中心に圧倒的な支持を得ている。
◆公演概要
劇団スタジオライフ
『アドルフに告ぐ』
原作:手塚治虫
脚本・演出:倉田 淳
■公演期間/会場
2023年 10月26日(木)~11月1日(水)
東京芸術劇場シアターウエスト[〒171-0021 東京都豊島区西池袋 1-8-1]
■出演
曽世海司 山本芳樹 松本慎也 大沼亮吉 前木健太郎 伊藤清之
申 大樹(深海洋燈) 三上陽永(ぽこぽこクラブ) 松村泰一郎(えりオフィス)
ミヤタユーヤ 山形敏之(劇団銅鑼) 馬場煇平(1カラット) 高尾直裕
船戸慎士 楢原秀佳 甲斐政彦
※Ehre(エーレ)チーム / Mut(ムート)チームのダブルキャスト公演です。
配役の詳細は【公演ホームページ】をご確認ください。
■スタッフ
美術デザイン:乘峯雅寛
舞台監督:浦 弘毅(ステージワーク URAK)
映像:倉本 徹
照明:山﨑佳代
音響:竹下 亮(OFFICE my on)
衣裳:竹原典子
ヘアメイク:川村和枝(p.bird)
宣伝写真:保坂 萌
宣伝デザイン:佃 美月
宣伝ヘアメイク:木村真弓
制作・票券:三國谷 花
企画協力:手塚プロダクション
企画制作:劇団スタジオライフ
■チケット
一般(前売・当日):8,500円
イブニングシート:5,000円(夜公演、限定数販売)
学生:3,000円
高校生以下:2,500円
〈全席指定・税込〉
★他各種割引料金、終演後イベント(トークショー他)あり。
詳細は【公演ホームページ】をご確認ください。
※当日券は開演1時間前より販売
※開場は開演45分前。未就学児のご入場はご遠慮ください。
《各種公式》
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