井上あずみ　デビュー４０周年記念コンサート〜Dear ジブリ〜 │ シアターウェブマガジン［カンフェティ］

井上あずみは、1983年に歌手デビューをし、1986年『天空の城ラピュタ』エンディング曲「君をのせて」で全国に名が知れ渡り、1988年『となりのトトロ』主題歌の「さんぽ」「となりのトトロ」の歌唱を担当。『魔女の宅急便』ではボーカルアルバムにも参加。日本全国各地で開催されるコンサートでは、今の子供だけでなく、曲と共に育った親世代からの支持を受けている。一緒にコンサートのステージに立っている娘「ゆーゆ」は大学１年生。7歳の時、NHK「みんなのうた」で放送された「6さいのばらーど」で歌手デビューし、中学で結成した「マグロニカン」というバンドでギターボーカルとして活躍。
そんな井上あずみが、8/26（土）東京・なかのZERO大ホールにて『デビュー40周年記念コンサート～Dearジブリ～』を間近に控えインタビューに応えた。

今年のコンサートは、第1部は先日リリースしたアルバム「ジブリ名曲セレクション Dear GHIBLI　II」をメインにした歌で、第2部は『となりのトトロ』の世界を皆さんと一緒に感じられる内容です。デビュー40周年。83年にデビューし、その3年後にレコード会社の方と偶然お会いしたのがキッカケで、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のエンディング曲「君をのせて」のオーディションで、宮崎駿監督と高畑勲さんが私の声を選んでくださって合格しました。実は完成披露試写会まで、映画は見ていなかったので、エンディングで流れた時には「やっと夢が叶った！」と泣けてきました。その後の『となりのトトロ』主題歌「さんぽ」は、「杉並児童合唱団」が歌う予定だったので、私は、合唱団の子たちに聞かせるためのデモテープを担当したんです。しかし実際には「あずみちゃんの歌が入っていた方が芯があっていいから、このまま使っていいかな」と。映画では元気よく歌ったデモテープがそのまま使われたので私の歌だけになってしまいましたが、今も子どもたちとともにいるつもりで歌っています。

不動の名曲の数々を、今の井上あずみアレンジで聴け、さらに「となりのトトロ」の世界観を共に感じられる『井上あずみデビュー40周年記念コンサート～Dearジブリ～』は必見。