イスラエルを拠点に世界中で活躍する振付家・演出家のインバル・ピントが、5月19日~21日まで世田谷パブリックシアターにて、最新作『リビングルーム』を上演する。
今まで世田谷パブリックシアターでは、2005年に『オイスター/Oyster』と『ブービーズ/Boobies』、2012 年には『ボンビックス モリ with ラッシュ』と『ゴールド・フィッシュ』(いずれもアヴシャロム・ポラックとの共作)を上演、今回は実に10年ぶりの公演となる。
ダンスのみならず、映像や舞台美術、衣裳デザインまでをも手がけ、日本人アーティストとのコラボレーションも数多く、ミュージカルの振付・演出などユニークでチャーミングな舞台で日本の観客を魅了しつづけている。
インバル・ピント自身がデザインを手がけたオリジナルの壁紙に囲まれた舞台は、どこかノスタルジ
ックで、でも近未来のような、キッチュで不思議な《リビングルーム》。
出演は、長年創作を共にしているダンサーのモラン・ミュラー、ピントの処女作にも出演し、近年ヨー
ロッパを拠点に活躍してきたダンサー・振付家のイタマール・セルッシ。チェリストで歌手のマヤ・ベルシツマンがオリジナル楽曲を提供している。
羽のように軽やかで繊細なダンスに魅了される、インバル・ピントならではの特別なステージに乞うご期待。
インバル・ピント(振付・衣裳・舞台美術) コメント
この 5 月に世田谷パブリックシアターで最新作『リビングルーム』を上演できるのをとても楽しみにし
ています。さまざまな状況や人々のアイデンティティが流動的な今、どんなに思い描こうとしても現
実は予測不可能で、未来はいつでも勝手に書き換わっていきます。私の初めての長編デュオ作品
『リビングルーム』は、2 人の驚異的なダンサー、モラン・ミュラーとイタマール・セルッシが新しい現実を探し出していく物語です。
インバル・ピント『リビングルーム』
■振付・衣裳・舞台美術:インバル・ピント
■オリジナル楽曲:マヤ・ベルシツマン
■出演:モラン・ミュラー/イタマール・セルッシ
■日程:2023 年 5 月 19 日(金)19:30 開演/20 日(土)15:00 開演/21 日(日)15:00 開演
■会場:世田谷パブリックシアター
■主催:公益財団法人せたがや文化財団
■企画制作:世田谷パブリックシアター
■後援:イスラエル大使館/世田谷区