京都の急先鋒「安住の地」初の東京単独公演!
2022年12月16日、シアタートラムにて「シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.14
安住の地 第8回本公演『凪げ、いきのこりら』」が開幕する。
1年に1度、公募により選ばれた団体にシアタートラムでの上演機会を提供し、公演実施にあたっては劇場がサポートを行っている人気シリーズ。
2年振りの上演となる第14弾の今回は、旗揚げからわずか5年、急成長を見せる『安住の地』が登場。
開幕を迎えるにあたり、脚本・演出の岡本昌也さん、私道かぴさんから開幕コメントが到着!
岡本昌也(脚本・演出)
安住の地へようこそ!シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.14『凪げ、いきのこりら』大開幕でございます。神話?!ポストアポカリプス?!ダークファンタジー?!異能バトルもの?!大風呂敷広げまくりのごった煮で超スケールな物語をどうぞお楽しみください。どっぷり浸かったあとは、不思議と私たちが生きている世界を見つめ直せるはず。3 日間で『凪げ、いきのこりら』は終わっちゃいます、どうかお見逃しなく〜!
私道かぴ(脚本・演出)
『凪げ、いきのこりら』開幕します。こうして無事に初日を迎えられることを嬉しく思います。今作のテーマは「異種間の闘いと共存」。難しい題材ですが、キャストやスタッフ、劇場の力を借りて時に明るく、かつ繊細に、疾走感たっぷりに描きます。幕が開けたらあっという間の 110 分。客席から、目線で、息づかいで、縦横無尽に駆け回る役者とぜひ一緒に走り、叫び、凪いでください。
劇場でお待ちしております。
不協和音の先にある共生を描く『凪げ、いきのこりら』
昨今において目にすることが増えている「多様性」。親和で友好的な感覚のある言葉に対して、まだ20代である彼らが抱く違和感や疑念をテーマに、いざこざや奪い合いの先に生まれる“不協和音の先にある共生”を描きます。
人種や国籍、性別、宗教、価値観……様々な「多様性」の前に立ちはだかる「固定概念」から生まれる「対立」。
その対立の果てに和解はあるのか、もしくは和解せずに「多様性」を成立させることは可能なのか。
矛盾のようにも思える概念に、岡本昌也・私道かぴ両名による共同脚本・演出のタッグで挑みます。
異なる作風の2人ですが、お互いの感性を合わせ、それぞれの良さが際立つように生み出された作品は、様々なアーティストが集う『安住の地』というグループを表しているかのごとく、繊細かつ大胆で多面的な印象を残します。
今波に乗っている“新時代”の作風で、可能性と躍動感あふれるアーティストたちが織りなす本作、どうぞお見逃しなく。
あらすじ
はるか未来。地球の環境は21世紀から著しく変化した。生き物の住処として残されたのは極東の島、かつて標高3776mを誇った「フジヤマ」旧山頂、ただ一ヶ所のみ。そこへ、人間・獣人・動物・妖怪・怪物…その他あらゆる生き物たちが住処を求めて集まってくる。それぞれの言語や文化を駆使し、住処、正義、存続をかけた種族を超える争いが今、始まろうとしている──!
公演概要
シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.14
安住の地 第 8 回本公演
『凪げ、いきのこりら』
【主宰】中村彩乃
【脚本・演出】岡本昌也 私道かぴ
【出演】森脇康貴 日下七海 山下裕英 沢栁優大 池浦さだ夢(男肉 du Soleil) 古野陽大 金谷真由美
【美術】佐久間優季
【照明】黒太剛亮(黒猿)
【音響】椎名晃嗣(劇団飛び道具)
【衣裳】大平順子 山井ひなた(octpot) 根本悠樹
【ヘアメイク】篁怜
【舞台監督】鈴木章友
【制作】中野コナン 山井浩気 伊藤夏恵(AOI.Pro)
【宣伝美術】岡本昌也
【世田谷パブリックシアター芸術監督】白井 晃
【日程】2022年12月16日(金)~12月18日(日)
【会場】シアタートラム
※全公演にポストトークあり。
12月16日(金) 19:00 山内ケンジ(劇作家・演出家/城山羊の会・映画監督・CM ディレクター)
12月17日(土) 13:00 野上絹代(振付家・演出家・俳優/快快 -FAIFAI-)
12月17日(土) 18:00 岩井秀人(劇作家・演出家・俳優/ハイバイ)
12月18日(日) 13:00 杉原邦生(演出家・舞台美術家/KUNIO 主宰)【追加決定】
12月18日(日) 18:00 白井 晃(俳優・演出家/世田谷パブリックシアター芸術監督)
*開催回のチケットをお持ちの方がご参加になれます。