異なる世界の“イケメン”たちが一堂に会する夢の祭典 『イケメンシリーズ THE STAGE』に橋本全一、竹石悟朗、八神蓮ら豪華キャストが大集結

 “すべての女性に、恋のはじまりのような心うきたつ毎日を”というコンセプトのもと、様々な世界観で描かれるサイバードの恋愛ゲームブランド「イケメンシリーズ」。その舞台化作品は2017年の『イケメン戦国 THE STAGE』を皮切りにこれまで数々の公演が行われてきた。まもなく2022年9月24日より始まる『イケメンシリーズ THE STAGE ~世界を駆けて、祝祭を~』は「イケメンシリーズ」10周年、「イケメンシリーズ舞台化」5周年を記念して行われるまさに“夢の祭典”。全5タイトル、総勢14名(※声の出演のみのキャストは除く)の“イケメン”が集まる今作より、イケメン戦国・明智光秀役の橋本全一、イケメンヴァンパイア・太宰治役の竹石悟朗、イケメン王子・シュヴァリエ=ミシェーレ役の八神蓮に話を聞いた。

―――ご自身が出演されている「イケメンシリーズ」の舞台化作品と、演じるキャラクターについて、改めてご紹介をお願いします。

橋本「『イケメン戦国』は簡単に説明すると戦国時代にタイムスリップしてしまったヒロインが、本能寺で危機に陥っていた織田信長を助けたことをきっかけに、武将たちに囲まれて過ごすことになり、次第に恋が芽生えて……というストーリーです。僕は明智光秀役なのですが、本能寺の変の犯人ではありません(笑)。『ミステリアス×意地悪』という設定があって、ヒロインにも意地悪な言動をよくしています」

竹石「僕が出演させていただいている『イケメンヴァンパイア』は「イケメンシリーズ」が贈る最も激しく甘いラブストーリーと謳われています! ヒロインがフランス旅行で見つけた謎の扉。その先に待っていたのはヴァンパイアとして蘇った偉人たち……という話で、ナポレオンのような革命家から、モーツァルト、アーサー・コナン・ドイルのような文化人まで色々な才能を持ったキャラクターが登場します。僕は唯一の日本人キャラクターである太宰治を演じていますが、キャッチコピーは『人たらし×自堕落』ということで、飄々として本音が見えない人物ですね」

八神「『イケメン王子』はとある小国の王様が逝去されて、8人の王子たちが王位継承争いをする、というのが主軸のストーリーです。本屋でアルバイトをしていたヒロインが、心の綺麗な人間として、王座に就く人間を選ぶ役目に任命されて……という話なんですが、面白いのが、王に選ばれたら二度とヒロインには会えなくなる、という決まり事があるんですよ」

橋本「えぇ! すごい、切ないけどよく出来た設定!」

八神「でしょ⁉ なので、ヒロインと心を通わせていくうちに、王様にはなりたいけど、ヒロインと離れたくない……っていう気持ちが生まれちゃって、さあどうするっていうね」

橋本「何で……会っちゃダメなんですかね?」

竹石・八神「(笑)」

八神「そういう決まりなの! 『イケメン王子』はまだ舞台は1度しか公演していないんですが、前回は細貝圭くん演じるレオンのルートの舞台化で、僕が演じる『剣呑×サディスト』なシュヴァリエは彼に負けてしまったので、正直リベンジしたいなって思っています!」

―――それぞれの作品がある中、今回の『イケメンシリーズ THE STAGE』では、タイトルの枠を越えて、“イケメン”たちが一堂に会する、ある種お祭り的なステージになるかと思います。本企画の話を初めて聞いた時の率直な感想は?

八神「『イケメン王子 THE STAGE』の演出でもあるSETの大関真さんにお声がけいただいて、すごく心待ちにしていました。今回、大関さんは演出ではなくプロデューサーということですが、早川康介さんの演出も初めてで楽しみですね。あとは共演者も、誰と一緒に出来るのかなって発表されるまで他タイトルのホームページを眺めていました(笑)」

竹石「沢山のタイトルがあって、沢山の登場人物がいる中で、お声をかけていただけたのが、まず光栄です。僕は『イケメン戦国』では今川義元を演じさせていただいているので、そちらでの出演かと思いきや、『イケメンヴァンパイア』の太宰治として出演させていただけるということで、驚きつつも嬉しかったですね。太宰治の状態で、戦国メンバーと『初めまして』の状態で出会うのがすごく楽しみなんです! ちょっと気恥ずかしさもあるんですけど……」

橋本「変な感じしない? だってついこの前(8月に公演された『イケメン戦国 THE STAGE』第8弾)まで義元として一緒にいたのに」

竹石「そうなのよ! 1週間くらい前まで義元だったから、切り替えが必要だった!」

橋本「早着替えして義元でも出ちゃえば(笑)?」

竹石「いや、無理無理(笑)! 衣裳からウィッグから全部変えないといけないんだから!! 義元も太宰も、本音を隠しがちな人物で、原作だと2人とも声優が八代拓さんという共通点が多い2人なので、自分もお客様も混乱しないようにちゃんと演じ分けていきたいと思います」

橋本「僕はお話をいただいた時に『イケメン戦国 THE STAGE』だけでも、1月の『イケメン戦国THE STAGE スペシャル初夢!~ようこそ!くらぶ乱世へ~』(※『イケメン戦国 THE STAGE』のキャラクターによるホストクラブ設定の舞台)も入れたら3回出演させていただくので、今年は光秀役だけで4回舞台に出ることになるなぁというのが第一印象でした(笑)。もう2022年は光秀イヤーです!! ……なんてふざけたことを言っていますが純粋に作品を代表して呼んでもらえたことをすごく嬉しく思っています」

―――ではここからは少し趣向を変えて、“イケメン”にちなみ、ご自身の最近の“イケメン”エピソードはありますか? 誰かを助けたり、いいことをしたなと思ったり……。

竹石「そうだなぁ……1つもひねりがない話なんですが、僕、釣りが趣味でよくバス釣りに行くんですけど、悲しいことに釣り場ってゴミが沢山落ちているんです。ビニールとか、釣り糸のゴミとか……水鳥が誤って食べちゃったり、羽が絡まっちゃったりして危ないんですよ! それが許せなくて、ゴミ拾いを必ずしてから釣りをします」

橋本「僕、よく悟朗さんと釣りに行くんですけど、本当にいつもゴミ拾いしてます」

竹石「釣る前にゴミ拾いをしたらよく釣れる!ってジンクスが自分の中であるんですよ(笑)」

八神「すごいイケメンなエピソードじゃん! 僕は……そうだなぁ、甥っ子が3人いるんですが、年齢が1歳・3歳・5歳で、3歳と5歳がやんちゃ盛りで! 地元に帰った時に、片方を抱っこするともう片方の子が『僕も~!』って言ってくるので、抱っこループに嵌まりました……。1時間くらいそのループにつきあったのは、頑張ったな、イケメンかなって我ながら思います(笑)。かわいいんですけどね」

―――お二人とも、それは素晴らしい“イケメン”ぶりですよ! 橋本さんはいかがでしょう?

橋本「僕はそういうエピソードはないです(笑)!!」

竹石「あるよあるよ! 全ちゃんのイケメンエピソードあります! ついこの前の『イケメン戦国 THE STAGE』で、殺陣が激しすぎて光秀のウィッグがとれちゃったことがあったんですよ」

――えっ⁉ 本番中ですか?

竹石「本番中です。初日だったかな……。それでどうしたかっていうと、男らしくウィッグを袖に脱ぎ捨てて、そのまま戦ったんですよ!」

八神「すごい!」

橋本「いやもう仕方なかったんだってあれは。中途半端な感じに見えるくらいならと思って……ネットごと外して袖に投げたから、なんなら地毛もだいぶ抜いちゃったよね(笑)」

竹石「ビックリしたもん。ふと見たら黒髪のロン毛の人がバチバチに戦っていて(笑)。でもカッコよかったんですよ! 芝居として成立しちゃってたもん。“イケメン”でしたわ~」

橋本「いいエピソードを出してもらってありがとうございます(笑)」

―――それでは最後に、ご来場予定の皆様に一言ずつメッセージを頂戴できればと思います!

八神「イケメンシリーズ10周年、イケメンシリーズ舞台化5周年を記念して行われる特別なステージです。サブタイトルに『世界を駆けて、祝祭を』というフレーズもあるので、文字通り“お祭り”を盛り上げに来てください!」

竹石「周年の節目をお祝いするステージとして行われるので、今回の機会を逃したら、もしかしたら次にこの『イケメンシリーズ THE STAGE』が見られるのは5年後、10年後かもしれないですよね。このメンバーが、今回と同じキャラクターで集まることが出来るのは今回限りかもしれないので、可能であれば劇場に応援に来てくださると嬉しいです。ぜひお待ちしています!」

橋本「普段絶対に絡まないキャラクターと絡むのが今回の醍醐味だと思っているので……そりゃ多少はキャラクターがブレますよ(笑)」

竹石・八神「(笑)」

橋本「いやもうしょうがないって(笑)! でも新しい光秀の一面が観られると思ってぜひ楽しみに来てほしいですし、他のキャラクターたちも同様です。この『イケメンシリーズ THE STAGE』でしか観られない貴重な姿をぜひ楽しんでいただければと思います」

取材・文&撮影:通崎千穂(SrotaStage)

プロフィール

橋本全一(はしもと・ぜんいつ)
1987年12月17日生まれ、大阪府出身。『イケメン戦国 THE STAGE』シリーズには初演から明智光秀役として出演している他、『イケメン革命◇アリスと恋の魔法 THE STAGE』Episode黒のキング レイ=ブラックウェル、『イケメン源氏伝 あやかし恋えにし ~義経ノ章~』にも出演している。その他、近年の主な出演作品として『Wizards Storia -Initium-』、舞台版『誰ガ為のアルケミスト -Last Blue 漆黒から、君ニ-』など。

竹石悟朗(たけいし・ごろう)
1986年3月26日生まれ、栃木県出身。『イケメンヴァンパイアTHE STAGE』シリーズ 太宰治役の他、『イケメン戦国 THE STAGE』シリーズには今川義元役として出演。その他、近年の主な出演作品に、劇団時間制作『迷子』、キ上の空論 #15『朱の人』など。

八神 蓮(やがみ・れん)
1985年12月14日生まれ、愛知県出身。2006年にミュージカル『テニスの王子様』1stシーズン 幸村精市役でデビュー以来、ドラマ・映画と幅広く活躍しつつも、2.5次元舞台を牽引し続ける功労者。『イケメン王子 美女と野獣の最後の恋 THE STAGE ~Baest Leon~』以来、約2年ぶりの「イケメンシリーズ」舞台化作品出演となる。近年の主な出演作品に、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道4~九州遠征異常あり~』、映画『超伝合体ゴッドヒコザ』など。

公演情報

舞台5周年記念 イケメンシリーズ THE STAGE
~世界を駆けて、祝祭を~

日:2022年9月24日(土)~28日(水)
場:シアター1010
料:グッズ付[パンフレット・ペンライト]12,000円 一般8,000円(全席指定・税込)
HP:https://ikemenstage5th.com/
問:ABC&SET mail:info@set1979.com

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