大部屋役者たちが繰り広げる人情満載チャンバラアクションエンタメ 「前向きな気持ちになれる作品をお届けすることがテーマ」

 2020年のコロナ禍に、大好評で幕を閉じた劇団プレステージ公演『浅草チャンバラ・メリーゴーランド』が、キャストを一新し、スケールアップした内容で帰ってくる。主演を務めるのは立花裕大。

 立花が演じるのは、主人公に抜擢されたものの、何度稽古を重ねても満足に刀を振れない不器用な新人。同じ俳優という役どころに「自分自身と重なるところが多い」と立花は話す。

 「僕が本格的に舞台を始めるきっかけとなったのは、ミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~という作品に出演させていただいたことでした。ライブパートがあって、踊ったこともない難しいダンスもたくさんある作品ですし、僕は本格的な殺陣もメインの役柄で芝居をするのも初めてでした。経験したことがないことだらけの現場で、どのパートでもまだまだ置いてけぼりなのに、どんどん初日が近づいていくという恐怖のような感情を稽古場で感じたのを覚えています。朝から晩まで稽古をして、とにかくついていくことに必死でした。なので、何度も稽古を重ねているときの気持ちはとても理解できます」

 今回、そうした役柄を演じる中で立花は「自分自身も初心に返ることが出来るのではないか」と思いを馳せる。

 「当時の自分を思い出しながら演じることで、自分がもしかしたら見失いかけていたものを再発見できるかもしれないと思います。とても真面目な主人公ではありますが、あまり固くなりすぎず、コメディ要素もたくさんありますし、板の上では皆さんとコミュニケーションをとることを大事にしていきたいです。きっととても温かいものを感じ取っていただける作品になると思います。観てくださった方が前向きな気持ちになれる作品をお届けすることが今回、僕にとってのテーマです」

 これまで何度も共演経験のある笹森裕貴と石橋弘毅に加え、17年ぶりの共演となる飯島直子など豪華な共演者が顔を揃える。

 「飯島さんとはデビュー作でご一緒させていただいて以来ですが、成長した姿を見せられたらいいなと思っています。笹森と石橋は、気心の知れた何でも話せる仲。一緒にご飯やサウナに行ったりするほど、公私共に仲が良いんです。同じような苦労を重ねてきた、信頼している2人が今回、参加してくれたこともすごく嬉しいですし、今から稽古が楽しみです」

(取材・文:嶋田真己 撮影:立川賢一 ヘアメイク:緒方加代子)

プロフィール

立花裕大(たちばな・ゆうた)
1992年7月3日生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ、CONTEMPORARY STAGE『ケイ×ヤク』、舞台『桃源暗鬼』シリーズ、ミュージカル『夜曲~ノクターン~』、舞台『呪術廻戦』- 懐玉・玉折-、『大逆転!戦国武将誉賑』など。

公演情報

OREGA PRESENTS 2026  
『NUKIDO ~外から見るか芯から見るか~』

日:2026年2月26日(木)~3月1日(日)
  ※他、地方公演あり
場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
料:9,800円 U-25チケット[25歳以下]6,800円 ※要身分証明書提示(全席指定・税込)
HP:https://nukido-st.com
問:オレガ mail:info@orega.net

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