2024年8月にオルタギアより発売されたNintendo Switch 専用ソフト『新宿羅生門―Rashomon of Shinjuku―』の舞台化第2弾が1月18日より上演される。幕末に無念の死を遂げた志士の記憶に目覚めたその子孫たち。現代の新宿を舞台に、時空を超えて運命の再会を果たした彼らが、戦いを通じて深まる友情や絆、そして道半ばで倒れた志士たちの怨念を哀しく美しく描く大活劇だ。
第1弾で新宿で戦う4大勢力の1つ「薩長エージェンシー」所属の西郷拓馬(前世:西郷隆盛)を演じた日向野祥、そして初出演で高杉深夜(前世:高杉晋作)を演じる阿部快征に公演への意気込みを聞いた。
日向野「スーツと日本刀というコンセプトが女性ファンに刺さる格好いい要素が詰まった作品ですが、それだけではなく、志士たちの信念が泥臭く描かれていてとても熱い作品だと感じました。実在した偉人たちの史実や背景が語られている部分もあれば、歴史では実現しなかった想定外の絆も描かれていて、全く新しい物語と言えます。見どころの1つに殺陣がありますが、キャラクターごとに使う刀や剣術も異なり、流派に準じたリアルな動きを追求しています。また美しいスーツ姿は、殺陣シーンでの着こなしと動きまで研究されているので、男性目線でも楽しめる作品だと思います」
阿部「前作を観て、非常にストーリーがおもしろくて、漫画をめくるように展開も速く、映像を用いた演出もこだわっていたので、とてもワクワクしました。今回、薩長エージェンシーの高杉深夜として配役をいただきましたが、前世が高杉晋作という歴史上の偉人なので、そこを感じさせるような、ちょっとしたエッセンスは入れたいなと思います。またお笑いの要素が強めのエージェンシーと聞いているので、非常にアドリブ力が試されると戦々恐々しています(笑)」
前作を観ていない、初見の方も入りやすい作品だという。
日向野「ゲームを原作としているので、ストーリーにも幅があり、1作目を観ていない方でも楽しめます。エンタメを体現した作品ですが、芝居を創りたい人間が集まっているので、そこはぜひご期待ください!」
阿部「ゲームをプレイしてから観劇いただくと、より分かりやすいですが、プレイしていなくてもしっかりと分かるように僕たちは創り上げますので、あまり身構えずに観に来ていただければ、絶対に損はさせません。新年を“いい舞台観劇から迎えられた”と思ってもらえる作品にしますので、ぜひ劇場にお越しください!」
(取材・文:小笠原大介 撮影:間野真由美)
日向野祥さん
「2025年は初一人旅に挑戦したいです。僕は基本的に飲食店にも一人で入れないので、思い切って旅行という大きい挑戦をしてみたいです。まず行くとしたら、北海道の知床半島に行ってみたいです! 知床半島では熊が鮭を獲っているところを見られると聞いたことがあるので、それを見てみたいなと思います」
阿部快征さん
「初圧力鍋にチャレンジしたいです。買おう買おうと2024年はずっと悩み続けていました。あとちょっとワンタップすれば家に届くのに、そのワンタップが遠かったです。2024年は押せなかったあのボタンを2025年は押して圧力鍋の料理にチャレンジしたいと思います。どんな圧力がかかったとしても決して諦めず挑戦したいと思います。応援よろしくお願いします」
プロフィール
日向野 祥(ひがの・しょう)
1991年1月19日生まれ、神奈川県出身。舞台を中心に、映画・ドラマなど幅広く活躍。主な出演に、『刃牙 THE GRAPPLER STAGE ―地下闘技場編―』、舞台『歌舞伎町シャーロック』、2.5 次元ダンスライブ『SQ(スケア)』ステージシリーズなど。
阿部快征(あべ・かいせい)
1996年5月22日生まれ、宮城県出身。2013 年、第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてフォトジェニック賞を受賞。2015 年、俳優デビュー。舞台を中心に、映画・ドラマなど幅広く活躍。主な出演に、2.5次元ダンスライブ『SQ(スケア)』ステージシリーズ、舞台『ブルーロック』3rdSTAGE、『東京カラーソニック!!』the Stageシリーズなど。
公演情報
舞台『新宿羅生門 薩長エージェンシー編』
日:2025年1月18日(土)~26日(日)
場:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
料:特典付きチケット12,500円
前売10,000円 当日10,500円
(全席指定・税込)
HP:http://askcoltd.com/rashomon-stage/
問:サンライズプロモーション東京
tel.0570-00-3337(平日12:00~15:00)