累計販売10万部突破の人気小説を舞台化 倒産危機から不死鳥の如く蘇る眼鏡チェーンの再生物語

累計販売10万部突破の人気小説を舞台化 倒産危機から不死鳥の如く蘇る眼鏡チェーンの再生物語

 倒産寸前のメガネチェーンの再生物語を描いた実話に基づくビジネス&エンターテインメント小説を2022年に初舞台化。豪華なゲストなど、話題を呼んだ本作が、4度目の再演となる。度重なる絶体絶命のピンチでも決して立ち止まらず、破天荒な施策で仲間と共に挑戦し続ける田中修治社長の奮闘の日々を描く、笑いと涙ありの感動ドラマだ。今回で3度目の主演となる伊﨑央登と、前回に続き盟友・藤田徳之社長を演じる赤井英和、そして初出演で田中社長の秘書・長尾ゆきを演じるゆきぽよと、全公演出演のいとう大樹を迎え、公演への意気込みを聞いた。

伊﨑「田中社長は、信念に基づく折れない心と行動力で周りを巻き込んでいく方なのですが、内心は大きな不安も抱えていたと思います。またコメディではあるものの、業績やお金のシビアな部分は緊張感が求められるので、その辺のバランスを意識しています。会社員の方のみならず、どんな職業の方にも響くような言葉がたくさん散りばめられているので、ぜひ、生で観ていただきたいです」

赤井「眼鏡フレーム製造会社の藤田社長は不愛想なところもあるけど、情が深くて熱意もあり、お客さんの心をぐっと掴む人物です。社員や周囲の方を家族のように大切にする田中社長との交流を通じて、変化していく2人の関係性にぜひ注目してください。人を大事にする人こそ、人に大事にされるということが説得力を持って伝わると思います」

ゆきぽよ「オファーをいただいた時は、私でいいの?と思いました。本格的な演技の経験が少ないので、24時間お芝居に向き合っている方々の中に入って演技をすることに不安もありながら、楽しみにしている自分もいます。田中社長はとても人間味のある方で、自分の人生のヒントにもなるような言葉もたくさん出てきます。秘書として社長を全力で支えていけるように頑張ります!」

いとう「田中社長の破天荒な部分が注目されがちですが、本人は『当たり前のことをやっていただけ』と語っています。それは周囲に社長を信じて支える人たちがいたからこそ実現できたと言えますよね。小説を読まず、初見で観てもらっても楽しめる作品ですし、舞台を観た後に小説を読んでもいいと思います。人生良い事も悪い事もおこりますが、七転び八起きで自分はまだやれるんだと一歩前に足を踏み出すできるきっかけになれば嬉しいです」

(取材・文:小笠原大介 撮影:友澤綾乃)

プロフィール

伊﨑央登(いざき・ひさと)
2000年、第13回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで審査員特別賞を受賞。劇団TEAM-ODAC公演には第10回公演から出演しており、舞台『破天荒フェニックス』では初演・第2回公演で田中修治を演じた。

赤井英和(あかい・ひでかず)
高校でボクシングを始める。プロデビュー後は12戦連続KO勝利を飾るなど“浪速のロッキー”として期待されたが、怪我により引退。以後、俳優として活躍。昨年の舞台『破天荒フェニックス2023』で藤田徳之を熱演した。

ゆきぽよ(木村有希(きむら・ゆき))
高校在学中に読者モデルとしてデビュー。2017年、恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」出演を契機にバラエティ番組に多数出演。グラビアアイドル・女優としても活躍の場を広げている。

いとう大樹(いとう・だいき)
2006年、笠原哲平と劇団TEAM-ODACを旗揚げ。役者活動の傍ら、他劇団のプロデュース、演技レッスン・大学の演劇部での指導やワークショップの開催など、幅広く活躍。

公演情報

劇団TEAM-ODAC 第45回本公演 舞台 破天荒フェニックス~2024~
日:2024年12月18日(水)~22日(日)
場:博品館劇場
料:S席10,500円 A席8,500円(全席指定・税込)
HP:https://www.hatenko-phoenix.com
問:Soymilk Stage 
  mail:info@soymilkstage.com(平日11:00~19:00)

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