個性豊かなスパイたちがミッションに立ち向かう痛快ファンタジー 舞台上で花開く少女たちを、舞台ならではの鮮やかさで

個性豊かなスパイたちがミッションに立ち向かう痛快ファンタジー 舞台上で花開く少女たちを、舞台ならではの鮮やかさで

 シリーズ累計100万部突破、2023年にはアニメ化もした人気ライトノベル『スパイ教室』。スパイ養成学校のメンバーが様々な任務に挑み成長していく物語を、脚本・私オム、演出・扇田賢のタッグで上演する。スパイチーム「灯」のリーダー・リリィ役の横山結衣と、少女たちを導くクラウス役の蓮城まことは、物語や演じるキャラクターにどんな印象や魅力を感じているのだろう。

横山「リリィはスパイ適性があまりないけど、夢や諦めない気持ちを持っている女の子。私は元々アイドルをやっていて、理想に中々近付けないもどかしさがありました。そこはリリィに自分を重ねてしまいます」

蓮城「クラウスはスパイとしては優秀だけど教える能力が下手。クールに見えるけど実は熱いものを持っていて感情豊かなところがいいなと思います」

横山「アニメでは一人ひとりの過去や人生が細やかに描かれていて、それぞれに感情移入してしまいました。それでいて楽しいシーンもあるので、そのバランスを舞台でも上手く表現したいです。原作が好きな方にも、本物だと思ってもらえるように頑張りたいですね」

蓮城「小説・漫画・アニメ、それぞれに違う魅力があり、携わっている方の愛情を感じました。舞台ではリアルにスパイっぽいこともするので、クラウスと生徒たちのやりとり、授業が楽しみです」

 演じるキャラクターと自身の共通点を尋ねてみると、横山が腰に手を当てて「なんだろう?」と悩み始め、蓮城から「その姿がもうリリィ!」と指摘される。

蓮城「あまり言葉に出さないけど、家族への愛情……って、言うだけで恥ずかしい(笑)。愛や感謝を凄く持っているところは似ているかな」

横山「リリィは誘惑に負けがち。私も目の前にお菓子があったらダイエット中でも1個だけ食べちゃうタイプです(笑)」

 多くのファンに愛される作品に挑む意気込みも十分。

横山「話題作ということもあり、プレッシャーと楽しみがあります。舞台ならではの『スパイ教室』にぜひご期待ください」

蓮城「男性であるクラウスを誠心誠意演じるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。個性豊かなキャストが舞台で花開くと思います」

横山「私が言いたかった!」

蓮城「言っちゃった(笑)。キラキラした少女たちと一緒に、クラウスとギードもカッコよく頑張ります!」

(取材・文:吉田沙奈 撮影:間野真由美)

プロフィール

横山結衣(よこやま・ゆい)
2014年、AKB48のチーム8の青森県代表としてデビュー。2021年にAKB48の活動を終了してからは女優として活躍。主な出演に、OFFICE SHIKA PRODUCE Operetta『YAMA-INU』、舞台『フランケンシュタイン-cry for the moon-』など。

蓮城まこと(れんじょう・まこと)
2003年、宝塚歌劇団に入団、雪組の男役スターとして活躍。『ベルサイユのばら- オスカル編-』、『エリザベート』、『るろうに剣心』などに出演。2016年に退団し、ニューヨークへの演技留学を経て、帰国後も俳優として幅広く活躍している。

公演情報

舞台『スパイ教室』

日:2024年1月20日(土)~28日(日) 
場:博品館劇場
料:9,900円 U18学割席[18歳以下]6,600円 ※要学生証提示(全席指定・税込)
HP:https://spyroom-stage.com/
問:KADOKAWAカスタマーサポート 
  公演HP内よりお問合せください。

©竹町・トマリ/ KADOKAWA /「スパイ教室」製作委員会
©舞台「スパイ教室」製作委員会

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