アニメ『あさってさん』をキャストたちがキャラに扮して劇中劇で展開 国民的アニメの製作現場で新人脚本家と古参脚本家がバトル!? 

 1997年に米山和仁を中心に結成された、劇団ホチキスの第47回本公演『明後日のガラパゴス』。長く放映され国民に愛されているアニメ『あさってさん』の製作現場を舞台に、若手脚本家と新人プロデューサーが、ベテラン製作陣とぶつかり合いながらもマンネリ打破を目指して共闘するサクセスストーリーだ。主演を務めるのはホチキス初参加となる前川優希。前川は、国民的アニメの脚本家チームに抜擢される、熱血タイプの脚本家役を務める。

前川「ホチキスは、とにかく笑えて、帰り道に良いものを観たと思える作品ばかり。そんなホチキスの作品に出演できることが本当に楽しみですし、別の作品で5年ほど脚本家の役を演じているので、今回も脚本家という役をいただけたことでより気合いが入りました。その作品では、今回共演する赤澤燈くんとも共演していて、兄弟のようにずっと面倒をみてもらっているので、そうした赤澤くんとバディのような役どころを演じられるのも嬉しいです」

 一方、劇団員の小玉は「今回、新国立劇場で上演しますが、結局は、いつもと同じ“大人の悪ふざけ”になると思います」と力を込める。

小玉「むしろ、劇場に負けないためにも、よりパワーアップさせて挑まないといけないなと思っています。大人が悪ふざけをして、とことんバカを突き詰めていたら、なぜか感動してしまう。そんな作品を作り続けているのがホチキスなので、今回も悪ふざけをしていきたい」

 物語の中では、架空の国民的アニメを劇中劇で表現する。アニメ『あさってさん』の主人公を務めるのは小玉だ。

小玉「日本人なら誰もが知っているあのキャラクターをイメージしています。日曜日の夕方に放映されているから、始まるとちょっと憂うつな気分になる人もいるというあのアニメ。今回は、切なさのシンボルになりたいと思います(笑)」

 劇中劇というと前川も馴染み深いが……。

前川「別の作品では、毎回、劇中劇をやっていますね(笑)。ただ、今回はキャラクターがお芝居をするのではなく、全く別の分離した世界を演じます。なので、切り替えが必要だと考えています。今回、出演が決まったことをSNSで報告した時、応援してくださる方々もとても喜んでくれました。新国立劇場での主演は、僕にとってとても大きなことですので、精一杯、頑張りたいと思います」

(取材・文:嶋田真己 撮影:山本一人(平賀スクエア))

プロフィール

前川優希(まえかわ・ゆうき)
東京都出身。舞台を中心に、映画・ドラマなど幅広く活躍。2018年から、MANKAI STAGE『A3!』シリーズに皆木綴役で出演する。主な出演に、音楽劇『ジェイド・バイン』主演、狂音文奏楽『文豪メランコリー』夏目漱石役、2018年、NHK 大河ドラマ『西郷どん』市来宗介役など。

小玉久仁子(こだま・くにこ)
岐阜県出身。劇団ホチキスの立ち上げメンバーであり、旗揚げ公演から出演し続ける。また、劇団ホチキス 第39回本公演 ホチキスボイルド『ケルベロス』、LEGEND STAGE feat.HOTCHKISS『Nightmare Hospital ~七つの罪に花束を~』では演出家としても活躍。

公演情報

劇団ホチキス 第47回公演『明後日のガラパゴス』

日:2023年10月4日(水)~9日(月・祝)
場:新国立劇場 小劇場
料:スーパープレミアム[最前列含む前列エリア・特典付]10,000円
  一般7,000円(全席指定・税込)
HP:https://hotchkiss.jp/
問:劇団ホチキス
  tel.03-6805-2699(平日11:00~18:00)

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