「週刊少年ジャンプ」にて2015年より連載の大人気漫画『ブラッククローバー』。魔法が全ての世界で、生まれながらに魔法が使えない少年・アスタが、魔道士の頂点“魔法帝”を目指す、白熱の王道魔法バトルアクションだ。2017年にテレビアニメ化、今年は映画も公開され、日本のみならず世界中を魅了し続ける本作が、この秋、初めて舞台化される。
「諦めないのがオレの魔法だ!」熱い信念で強敵に立ち向かう主人公・アスタを演じるのは、『ワールドトリガー the Stage』空遊閑真(くがゆうま)役、舞台『鬼滅の刃』我妻善逸役など、これまでも数々の話題作に出演してきた植田圭輔。そんな植田に、多くの人から愛されるキャラクターを演じるときに心掛けていることを尋ねてみた。
「その役を、自分なりに自分が一番愛していると自信を持つこと。主演ということに対して意気込むことは基本ありません。今回も、アスタを通して物語の真ん中でしっかりと生きてさえいれば、ちゃんと必要な存在になっていけると思う。そこは大切にしたいです」
アスタは植田にとって、これまであまりなかったタイプの役。どんな自分を見せることができるか、自身も楽しみにしているという。
「“ブラクロ”は最高に胸を熱くしてくれる作品。挫けそうになっても仲間がいる、そう思わせてくれる作品です。それぞれのキャラクターが放つ言葉に重みと説得力があるんですよね。そういう“聞きたいセリフ”を、アスタを通して聞けるのが楽しみです。アスタは普通の人の100倍くらいのエネルギーを持っている人物。物事を簡単には諦めないところが自分に似ていると思います。アスタの言葉の重みや本気、真っ直ぐさを大切に演じたいですね」
また、本作の見どころといえば、白熱の魔法バトル。作品の世界観を担う重要な要素を、映像などのデジタル表現から身体を駆使するアナログな表現まで、あらゆる技法を用い、舞台ならではの“魔法エフェクト”で表現するとのこと。
「どんな演出やエフェクトで皆様にこの作品をお届けするのか、僕も楽しみです。“ブラクロ”の世界を全力で走り回りたい。体力と喉との限界比べですが、限界を超えて演じるつもりです! ぜひ楽しみにしていてください‼」
アニメとはまた違う、舞台上でしか表現できない“ブラクロ”を、そして、限界を超える覚悟で挑む
植田の激闘を、ぜひ劇場で見届けて欲しい。
(取材・文:前田有貴)
プロフィール
植田圭輔(うえだ・けいすけ)
1989年9月5日生まれ、大阪府出身。2006年、「ジュノン・スーパー・ボーイコンテスト」ファイナリストに選出。翌2007年、舞台『少年陰陽師《歌絵巻》』主演にて俳優デビュー。2022年に俳優生活15周年を迎え、その間約120 作の舞台作品に出演。近年の主な出演に、舞台『東京リベンジャーズ』-血のハロウィン編-松野千冬役、『文豪ストレイドッグス』シリーズ 中原中也役など。現在、「植田鳥越 口は○○のもとTV」、「植ちゃん・学のなにわもぐもぐラジオ」がレギュラー放送中。また、アーティストとして2018年には、ヤマハミュージックコミュニケーションズよりCD デビュー。2023年3月に4枚目のCD「RE(アールイー)」を発売。
公演情報
ブラッククローバー the Stage
日:2023年9月14日(木)~18日(月・祝)
※他、神奈川公演あり
場:シアター1010
料:特典付S席11,000円
S席9,900円
A席8,800円(全席指定・税込)
HP:https://bclover-stage.com/
問:ブラッククローバー the Stage公演事務局
tel.03-6280-4670(平日11:00~18:00)