ものまね界の帝王と元宝塚歌劇団男役スターが異色コラボ!新しい感性による予想不可能の化学反応! これが令和の「千本桜」

 ものまね界の帝王・コロッケと元宝塚歌劇団男役スターの七海ひろきという異色の2人が初共演で贈る究極のエンターテインメントが幕開けする。第一部は義経と弁慶の五条大橋での運命的な出会いからその終焉までを描く歴史スペクタクル。現代的な歌やダンスを取り入れ、〝令和千本桜〞と銘打った。芸能生活40周年を迎えるコロッケは弁慶を演じるにあたり、「らしさを入れつつも、ものまねとは違う姿を見せたい」と意気込む。

コロッケ「弁慶は体が大きくて荒くれ者のイメージがあるけども、実物はそうではなかったかもしれない。そこに1つの落としどころがあると思います。例えば犬に弱いとか虫が苦手とか。まさに〝弁慶の泣き所〞に僕らしさが生かせると思っています。物語自体がしっかりしているので、台詞回しや普段やらないようなしぐさ、表情だけでもクスッとできるし、十分に個性も出せる。しかしお芝居の邪魔にならない程度が大事。そういう新しい挑戦ができるのも明治座さんならではだと思います」

 宝塚歌劇団を退団後は俳優、声優、アーティストと多方面で活躍する義経役の七海も、コロッケとの初共演に期待を寄せている。

七海「コロッケさんはものまね界の大御所のイメージがありますが、お会いしてみると気さくで懐が深いという印象です。色々なアイディアを出してくださり、一緒に素敵なものを作っていこうという気持ちが溢れている方だと思いました。カリスマ性がある義経をどう演じるか。衣装や照明、音楽や殺陣などを駆使しながら、お客様に『これは新しい!』と思ってもらえるように稽古の中で突き詰めていきたいと思います」

 第二部はコロッケによるものまねショーと、七海のスペシャルオンステージ。それぞれ色鮮やかな個性をもった2 人のコラボにも期待が高まる。

コロッケ「第二部はもうコロッケ全開です(笑)。鉄板ネタを含めた芸歴40周年の集大成と令和らしいネタも満載でいくつもりです。第一部のお芝居と併せて全編見どころ満載のステージですので、是非劇場にお越しください!」

七海「私も第二部は七海ひろき全開でいきます! ものまねは未知の領域ですが、どんな形でのコラボになるかご期待ください! このご時世なので、お客様にはお芝居とショーで満足して元気を持ち帰って頂ければ嬉しいです! ご来場お待ちしております」


(取材・文:小笠原大介 撮影:平賀正明)

“忘れられない夏の思い出”を教えてください

コロッケさん
「高校2年生の夏休みに、測量士のバイトをやっていて、ずっと外にいたので真っ黒に日焼けして、どこの国の人かわからかくなった。同級生も気付かなかった(笑)」

七海ひろきさん
「夏休みに祖母の家に行っていたある日、曇りガラスの向こうに白い人影が見えたんです。その日は私と祖母しか家にいなくて『おばあちゃん、誰かいる!!』って言ったら、さらっと、『死んだひいおばあちゃんだよ。お盆だからね』て言われてヒヤッとしました。忘れられない思い出です」

プロフィール

コロッケ
1960年3月13日生まれ、熊本県出身。1980年8月、NTV「お笑いスター誕生!!」でデビュー。TV・ラジオなどに出演する傍ら、全国各地でのものまねコンサート及び、東京・明治座、名古屋・御園座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座などの大劇場での座長公演を開催。現在のものまねレパートリーは300種類以上となりロボットver.やヒップホップダンスとの融合、落語にものまねを取り入れた「ものまね楽語」、さらにはオペラやオーケストラとのコラボなどエンターテイナーとして常に新境地を開拓している。

七海ひろき(ななみ・ひろき)

1月16日生まれ、茨城県出身。宝塚歌劇団に入団(89期)。宙組配属後星組に組替え、男役スターとして活躍し、高い評価を得る。2019年3月の退団後、同年8月キングレコードよりメジャーデビュー。11月にはいばらき大使に就任。俳優・声優・アーティストとして、多方面で活動中。

公演情報

明治座『令和千本桜~義経と弁慶/コロッケものまねオンステージ 2021』

日:2021年10月9日(土)~21日(木)
場:明治座
料:S席12,500円 A席6,500円(全席指定・税込)
HP:https://www.meijiza.co.jp/info/2021/10-2/
問:明治座チケットセンター
  tel.03-3666-6666(10:00~17:00)

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