KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト 第三弾『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』/新作『帰ってきた冒険者たち ~闇に落ちたカナガワを救え!~』巡演決定!

KAAT神奈川芸術劇場が<ひらかれた劇場>を目指し、神奈川県の各地を巡演するKAATカナガワ・ツアー・プロジェクト。その第三弾がいよいよ幕を開ける!

KAAT神奈川芸術劇場では、2025年度メインシーズンタイトル「虹〜RAINBOW〜」のもと、本作品を含む5作品を上演いたします。多様な人々を繋ぎ、越境する七色の架け橋である「虹」から私たちは、様々な事柄から目を背けず、世界をあるがままに見ることを学びます。

本作KAATカナガワ・ツアー・プロジェクトは、芸術監督・長塚圭史が就任当初より掲げる<ひらかれた劇場>を目指し、より多くの県民の皆さまへ向けて、KAATで創作した作品を神奈川県内各地で巡演するプロジェクト。舞台芸術の魅力を県民の皆さまに身近に感じていただくこと、また、県内各市町村の文化施設がKAATを中心に連携し、より緊密なネットワークを築くきっかけとなること、さらに公演と合わせてプレ・アフタートーク、バックステージツアー、演劇ワークショップなど、さまざまなアウトリーチ事業を開催することで、より作品理解を深めていただき、劇場がアーティストと県民の皆さまとの交流の場となることを目指しています。
 

「西遊記」のキャラクター達が神奈川の伝説や昔話の世界に迷い込む、『冒険者たち 〜JOURNEY TO THE WEST〜』の再演と、冒険者たちシリーズ新作の同時上演!

第三弾を迎えたKAATカナガワ・ツアー・プロジェクト。2022年の第一弾では『西遊記』のキャラクター達が、神奈川県内の伝説や昔話の世界に迷い込む冒険譚『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』を長塚圭史が書き下ろし、県内6カ所に飛び出しました。2024年、第二弾の『箱根山の美女と野獣』『三浦半島の人魚姫』では、演劇×ダンス×音楽を融合させ、神奈川県にひっそり棲まうという野獣と人魚の秘密に迫る物語を皆さまにお楽しみいただきました。

今回は、第一弾の待望の再演に加え、冒険者たちシリーズ2作目、とある事情から危機を迎えた神奈川県を救うため、三蔵法師一行が再び県内で大奮闘(?)する新作『帰ってきた冒険者たち ~闇に落ちたカナガワを救え!~』を同時上演いたします。

2作品を同じ出演者が演じるのも今回の見どころの一つです。
三蔵法師には独特の存在感と確かな演技で個性派俳優として活躍する柄本時生。孫悟空にはシリアスからコミカルまでさまざまな役を演じ分け、演出家からの信頼も厚い菅原永二。馬(玉龍)には自然体な演技が魅力の佐々木春香。圧倒的な身体能力と多彩な演技力で『冒険者たち』でさまざまな役柄を演じ分けた成河は、新作『帰ってきた冒険者たち』では”カナガワ県”を演じます。沙悟浄役の長塚圭史にもご期待ください。

また、第一弾で長塚と共に共同演出をつとめた大澤遊は、新作『帰ってきた冒険者たち』の演出を手掛けます。二つの作品に彩を与える角銅真実の音楽・演奏にもご注目ください。
 

アーティストプロフィール

<長塚圭史 (ながつか・けいし)>
劇作家・演出家・俳優。
96年、演劇プロデュースユニット阿佐ヶ谷スパイダースを旗揚げし、作・演出を手掛ける。17年より劇団化。08年、文化庁新進芸術家海外研修制度にて1年間ロンドンに留学。11年、ソロプロジェクト・葛河思潮社、17年、新ユニット・新ロイヤル大衆舎を始動。21年4月にKAAT神奈川芸術劇場芸術監督に就任し、『王将』-三部作-、『近松心中物語』、KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト第一弾・第二弾、ミュージカル『夜の女たち』、『アメリカの時計』、『花と龍』などを手がける。俳優として、舞台『蜘蛛巣城』などに出演。

<大澤 遊(おおさわ・ゆう)>
演出家。
日本大学芸術学部演劇学科卒業後、演出助手、演出補として数々の演劇作品に参加。現在はフリーの演出として活動。演劇ユニット「空っぽ人間」を主宰し、すべての作品の構成・演出も手掛けている。文化庁 平成28年度新進芸術家海外研修制度の研修員としてイギリスの Derby Theatre にて1年間研修。近年の主な演出作品に『ロミオとジュリエット』、『CARNAGE』、『世界のすべては、ひとつの舞台』、『あん』、『BIRTHDAY』、『ふしぎな木の実の料理法』、『夜明けの寄り鯨』、『テーバスランド』、共同演出作品に『冒険者たち 〜JOURNEY TO THE WEST〜』などがある。

<角銅真実(かくどう・まなみ)>
音楽家、 打楽器奏者。
マリンバをはじめとする様々な打楽器、 自身の声、 言葉、 さまざまな身の回りのものを用いて、 楽曲制作やパフォーマンスなど自由な表現活動を展開している。

<柄本時生(えもと・ときお)>
1989年10月17日生まれ、東京都出身。2003年、映画 Jam Films S「すべり台」(主演/2005年公開)のオーディションに合格し、デビュー。2008年の出演作品により第2回松本CINEMA セレクト・アワード最優秀俳優賞を受賞。主な出演作品に、舞台『ひげよ、さらば』、『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』『峠の我が家』。映画「BLUE/ブルー」吉田恵輔監督、「PERFECTDAYS」Wim Wenders監督。ドラマ「PORTAL-X~ドアの向こうの観察記録~」(WOWOW)、「忍びの家 House of Ninja」(Netflix)、「消せない「私」-復讐の連鎖-」(日本テレビ)、「舟を編む~私、辞書つくります~」(NHK)、「錦糸町パラダイス~渋谷から一本~」(プロデュース・主演)(テレビ東京)ほか。

<菅原永二(すがわら・えいじ)>
1974年生まれ、東京都出身。幼少期の半分を海外で暮らす。大学在学中に演劇を始め、劇団猫のホテルに所属。退団後は舞台にとどまらず活動は多岐にわたる。2023年には個人事務所「スガワラエイジェンシー」として独立。 近年の主な出演作に【舞台】『最後のドン・キホーテ』『ベイジルタウンの女神』(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)、『不条理劇×日本文学【演劇】別役実 と【朗読】芥川龍之介』(納谷真大演出)、『学芸員 鎌目志万とダ・ヴィンチ・ノート』(小林賢太郎演出)、『ロボット』(ノゾエ征爾演出)、『ふくすけ-歌舞伎町黙示録-』(松尾スズキ演出)、『箱根山の美女と野獣』『三浦半島の人魚姫』(長塚圭史演出)【ドラマ】『しあわせは食べて寝て待て』『不適切にも程がある!』『離婚しようよ』【CM】『明治R-1』(NA)『コンコルド』などがある。

<佐々木春香(ささき・はるか)>
1997年生まれ、秋田県出身。7歳から高校卒業まで三重県で育つ。2016年に劇団東京乾電池入団。近年の主な出演作に、【舞台】『授業』、『冒険者たち~JOURNEY TO THE WEST~』、『牛山ホテル』、『アメリカの時計』、『GOOD~善き人~』、『コスモス-山のあなたの空遠く-』、『セツアンの善人』、『また本日も休診~山医者のうた~』など。【映画】『吉祥寺ゴーゴー』(主演)、『しゃぎり』(主演)、『まる』など。【ドラマ】『ソロ活女子のススメ』シリーズ(レギュラー出演/テレ東)、『あきない世傳 金と銀2』(BS 時代劇)、『介護スナックベルサイユ』(CX)などがあり、活躍の場を広げている。

<成河(そんは)>
1981年3月26日生まれ。東京都出身。大学時代から演劇を始め、北区つかこうへい劇団などを経て舞台を中心に活動。08年文化庁芸術祭演劇部門新人賞、11年と本年25年読売演劇大賞優秀男優賞、22年に紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。近年の主な舞台出演作に『髑髏城の七人』Season花、『エリザベート』『子午線の祀り』『スリル・ミー』『タージマハルの衛兵』『建築家とアッシリア皇帝』『ラビット・ホール』『ある馬の物語』『ねじまき鳥クロニクル』『未来少年コナン』『ピローマン』『ライオン』『イリュージョニスト』など。現在『チ。―地球の運動についてー』出演中。
 

公演情報/あらすじ

KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト 第三弾
『冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~』(2022年初演)

上演台本・演出:長塚圭史(原作:呉承恩『西遊記』) 共同演出:大澤遊 音楽・演奏:角銅真実
上演時間:約100分

<あらすじ>
天竺を目指す道中、時空を超えてなぜか神奈川の国に迷い込んでしまった三蔵法師の一行が、
神奈川各地の伝説や昔話、はたまた現代をも旅する冒険物語。三蔵法師とお供の孫悟空、沙悟浄たちは西も東もわからず迷い続け、グルメな猪八戒は気が付くといなくなり…。
次々と現れる魑魅魍魎をかわしつつ、一行は天竺に辿り着けるのか!?


『帰ってきた冒険者たち ~闇に落ちたカナガワを救え!~』(新作)
作:長塚圭史 演出:大澤遊 音楽・演奏:角銅真実
上演時間:約90分

<あらすじ>
とある事情からアイデンティティ崩壊の危機を迎えた神奈川県。
相模の国にそびえる「ニュー国分寺七重塔」が灼熱を放ち、県内全域が干上がる大ピンチ。
塔を支配するのは、闇に落ちたカナガワ県と謎の女。
捕らわれた三蔵法師と猪八戒を救うため、孫悟空は沙悟浄、玉龍と共に立ち上がる。
県内の神々や関係者の力を借り、果たして神奈川に平穏を取り戻せるのか?!


■出演
柄本時生 菅原永二 佐々木春香 長塚圭史 成河

■スタッフ
舞台美術・衣裳:長峰麻貴 ヘアメイク:冨沢ノボル
照明:上山真輝 音響:星野大輔
演出助手:神野真理亜
舞台監督:竹井祐樹、男山竜眞
企画制作:KAAT神奈川芸術劇場

■公演日程:2026年2月11日(水・祝)~23日(月・祝)

■会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ

■チケット料金(全席指定・税込)
一般:5,800円
2演目セット券:10,500円
神奈川県民割引:5,300円
U24(24歳以下):2,900円 高校生以下:1,000円 シルバー(65歳以上):5,300円

※2演目セット券は、同会場の『冒険者たち』『帰ってきた冒険者たち』を1回ずつご観劇いただけます。チケットかながわにてKAme先行発売日より取扱い(前売のみ、枚数限定)
※神奈川県民割引はチケットかながわにてKAme先行発売日より取扱い(前売のみ、枚数限定、要住所確認)
※U24、高校生以下、シルバー割引は一般発売日よりチケットかながわにて取扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)。
※車椅子でご来場の方は購入前にチケットかながわにお問い合わせください。
※4歳未満の方はご入場いただけません。
※営利目的の転売禁止。
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。
※開演後のご入場はお待ちいただき、指定のお席にご案内できない場合がございます。

■チケット発売日
シーズンパスポート購入者 予約受付期間:11月1日(土)~10日(月)
KAme先行:11月22日(土)
一般発売:11月29日(土)

■お問い合わせ
チケットかながわ 0570-015-415(10:00∼18:00/年末年始を除く)

■公演URL
https://www.kaat.jp/d/boken2026
 

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