「日本」と「オーストリア」を繋ぐニューイヤーコンサート スペシャルキャンペーン実施!
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新春の定期は箏を巡る「和」と「維納(ウィーン)」を繋いだ「ある物語」
来る1月の東京定期演奏会は日本の新春に相応しく箏をソロに迎えた公演を行います。世界的作曲家石井眞木が遺した箏のためのコンチェルト《雅影》と、この作品と縁が深い古典の箏曲「乱輪舌(みだれ)」を組み合わせたプログラム。ソリストには現代邦楽の世界を牽引する遠藤千晶を迎えます。そして冒頭には「こと」繋がりで竪琴をテーマにしたシューベルトのロザムンデ(魔法の竪琴)の音楽を取り上げます。
後半に演奏されるのはブラームスの交響曲第3番。なぜブラームスと箏の組み合わせか。その答えは守屋多々志≪ウィーンに六段の調(ブラームスと戸田伯爵極子夫人)≫という絵画に由縁します。ブラームスはウィーンにおいて、外交官の妻が奏でる箏の音を楽しんだという史実に基づいています。
今回のプログラムでは日本とウィーンの文化的な交流の歴史を辿ります。
<プログラム>
シューベルト:劇音楽《ロザムンデ(魔法の竪琴)》序曲 D.644
八橋検校:乱輪舌(箏 独奏)
石井眞木:箏と管弦打楽のための《雅影》
八橋検校:六段の調(箏 独奏)
(休憩)
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
出演者プロフィール
阪哲朗(指揮)
阪 哲朗は欧米での客演も数多く、おもにドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリアなどで約40に及ぶオーケストラ、歌劇場に招かれ成功を収めている。日本においては、主要オーケストラ、新国立劇場、二期会などのオペラ団体を指揮している。
これまでに、ビール市立歌劇場専属指揮者、ブランデンブルグ歌劇場専属第一指揮者、ベルリン・コーミッシェ・オーパー専属指揮者、アイゼナハ歌劇場音楽総監督、レーゲンスブルク歌劇場音楽総監督を歴任。現在、山形交響楽団常任指揮者、びわ湖ホール芸術参与。
2008/09年の年末年始に、ウィーン・フォルクスオーパーで同劇場の年間のハイライトとも言うべき公演である「こうもり」を指揮し、地元ウェブ・サイト”オペラ・ウィーン”では『成功した大晦日』と題して、”阪哲朗によるオーケストラは、躍動感あふれる熱のこもった演奏をした。弦楽器には官能的に悦びにふける何かがあった”と絶賛された。ドイツ国内はもとよりヨーロッパ各地の歌劇場における過去25年間に指揮した舞台作品数は約70演目、通算公演回数は1000回以上にのぼる。
京都市出身。京都市立芸術大学作曲専修にて廣瀬量平氏らに師事。卒業後、ウィーン国立音楽大学指揮科にてK.エステルライヒャー、L.ハーガー、湯浅勇治の各氏に師事。
山形大学での公開講座や東京藝術大学、国立音楽大学より特別招聘教授として招かれるなど、後進の指導にも力を注いでいる。
95年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。
96年京都府文化賞奨励賞、97年ABC国際音楽賞、2000年京都市芸術新人賞、ホテルオークラ音楽賞、04年渡邉暁雄音楽基金音楽賞、06年藤堂顕一郎音楽賞、20年京都府文化賞功労賞受賞。
遠藤千晶(筝)
福島県出身。東京藝術大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。3歳で初舞台、13歳で宮城会主催全国箏曲コンクール演奏部門児童部第一位入賞。大学卒業時には、卒業生代表として皇居内・桃華楽堂にて御前演奏。2002年第8回長谷検校記念全国邦楽コンクール最優秀賞、文部科学大臣奨励賞、2008年平成19年度第62回文化庁芸術祭新人賞、2017年第38回松尾芸能賞新人賞受賞。2009年以降、箏協奏曲の演奏に意欲的に取り組み、国内外のオーケストラ~日本フィルハーモニー交響楽団(2014,2016,2018,2021)、東京シティフィル・ハーモニック管弦楽団(2009,2021)、東京交響楽団(2011)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(2013)、オーケストラ・アンサンブル金沢(2013)、シアトル交響楽団(2015)、関西フィルハーモニー管弦楽団(2015,2020)~と協演。演奏活動とともに後進の指導育成に務め、『中学生の器楽』(教育芸術社)はじめ教科書等に掲載されている。また、遠藤千晶箏リサイタル「凜―soloist―」(2009)、「傳―つたえ―」(2011)、「brillante」(2013)「ザ・コンチェルト」(2016)、「遠藤千晶×日本フィルハーモニー交響楽団コンチェルトin福島」(2018)を開催し、それぞれ同タイトルのCD・DVDを、さらにそれまでの集大成CD「遠藤千晶箏協奏曲の軌跡」(2018)をリリース。2021年、日本フィルハーモニー交響楽団を迎えて遠藤千晶箏リサイタル「clear」を開催。現在、生田流箏曲宮城社大師範、宮城合奏団団員、日本三曲協会会員、森の会会員、妙祐会会主。
日本フィルハーモニー交響楽団
1956年6月創立。楽団創設の中心となった渡邉曉雄が初代常任指揮者を務める。2021年創立65周年を迎え、日本フィルはその歴史と伝統を守りつつ、さらなる発展を目指し、「オーケストラ・コンサート」「リージョナル・アクティビティ」「エデュケーション・プログラム」という三つの柱で活動を行っている。
首席指揮者ピエタリ・インキネン、桂冠指揮者兼芸術顧問アレクサンドル・ラザレフ、桂冠名誉指揮者小林研一郎、正指揮者山田和樹、2021年9月より首席客演指揮者にカーチュン・ウォン、フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)に広上淳一を迎え、充実した指揮者陣を中心に演奏会を行い、“音楽を通して文化を発信”している。
2011年4月よりボランティア活動「被災地に音楽を」を開始。2021年11月末までに302回を数え、現在も継続している。40年を超えて続く九州全7県での九州公演、親子コンサート(夏休みコンサート)など、“人に寄り添う““温かさ”の土壌を大切にしながら、あらゆる人々へ、世代へ、地域へ、音楽の持つ様々な力を社会に活かしていくことを目指している。
毎週水曜日22時54分~23時、BS朝日『Welcomeクラシック』出演中。
オフィシャル・ウェブサイト https://www.japanphil.or.jp
公式Twitter https://twitter.com/Japanphil
「日本」と「オーストリア」を繋ぐニューイヤーコンサート3公演 スペシャルキャンペーン
日本フィルでは2022年1月に開催する以下の演奏会にて、【「日本」と「オーストリア」を繋ぐ】をテーマとしたオーストリア政府観光局とのコラボレーション企画「ニューイヤーシリーズ2022」を展開します。
新年の風物詩であるワルツや、和の新春を感じさせる<箏(こと)>が登場するプログラムなど、バラエティーに富んだプログラムをお届けいたします。コロナ禍においてなかなか海外に行くことのできない状況ではありますが、日本フィルのニューイヤーシリーズをお聴きいただき、新年の訪れとウィーンをはじめとするオーストリアの雰囲気をお楽しみください。
また、コラボ企画の一環として、オーストリア政府観光局提供のミニガイドブックやトートバッグのプレゼントをご用意いたしました。新しい年の幕開けを日本フィルと共にお過ごしください。
【オーストリア政府観光局×日本フィル ニューイヤーシリーズ2022】概要
〇テーマ
「日本」と「オーストリア」を繋ぐ
〇対象演奏会
【第1弾】第374回横浜定期演奏会(2022年1月8日(土)) 神奈川県民ホール
ミチヨシ・ワルツセレクション!
https://japanphil.or.jp/concert/24640
【第2弾】第737回東京定期演奏会(2022年1月14日(金)/15日(土)) サントリーホール
ブラームス×箏 答えはウィーンにあり
https://japanphil.or.jp/concert/24636
【第3弾】第394回名曲コンサート(2022年1月23日(日)) サントリーホール
日本フィルのニューイヤー‘‘オーストリアのひととき’‘
https://japanphil.or.jp/concert/24643
〇キャンペーン内容
・3つの演奏会のご来場者様対象に、抽選でオーストリア政府観光局オリジナル「スコアが入る‘‘feelaustria’’トートバッグ」を15名様にプレゼント。
・横浜定期演奏会・東京定期演奏会では先着300名様に【オーストリア政府観光局オリジナル・オーストリアポケットガイド(ベートーヴェン生誕250年版)】をお配りします。
・対象演奏会にてオーストリアミニブースを設置予定
公演概要
日本フィルハーモニー交響楽団『第737回東京定期演奏会』
開催日時:2022年1月14日(金)19:00
2022年1月15日(土)14:00(※13:30より大ホール内にて土曜日限定プレトーク「本日の聴きどころ」を開催!(ご自身のお席でお楽しみください))
会場:サントリーホール(東京都港区赤坂1-13-1)
■出演
指揮: 阪哲朗 / 箏: 遠藤千晶 / 日本フィルハーモニー交響楽団
■チケット料金
S席:8,000円
A席:6,500円
B席:6,000円
C席:5,000円
P席:4,000円
Ys席:1,500円(25歳以下)
※Ys席:25歳以下の方が対象のお席です。S席以外から選べます。
(全席指定・税込)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※託児サービスは見合わせております。