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座・高円寺公式ホームページ
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肉体まるごとが表現の一部である生きた芸術、舞踏家 工藤丈輝。
地震、放射能、疫病、疾患、死、……さまざまな障壁をくぐり抜けながらも真新しくライブラリーな作品を座・高円寺から発信してきた当企画が、従来の慣習的な手立てのいっさいを捨て去り、識闘下に埋もれた「人間性」の諸相を顕わにします。
「蹠の剃刀(あしうらのかみそり)」とは舞踏の創始者、土方巽が歩行法のイメージとして投げ出した一個ですが、安穏で無菌の生き方が推奨されるこの時代、この言葉の持つ意味は大きい……。
今年7月、コロナ禍のフランスでルモンド紙に「衝撃的な存在」と評された舞踏家 工藤丈輝が東京の舞台であらたな波動を世に送ります。音楽は「アジア・トライ」主宰、各国で幾多の舞台を支えてきた曽我傑、美術に‘21年日本アカデミー賞美術部門で優秀賞に輝き、いまや名実ともに乗りにのった黒川通利と、工藤作品に欠かせない人物が集結しました。
プロフィール
工藤丈輝
‘67年仙台市出身。慶應義塾大学仏文科卒。在学中より舞台活動を始めるが、舞踏との出会いが以後の針路を決定づける。渡米して玉野黄市に師事。和栗由紀夫作品に出演ののち、山海塾に参加。元藤燁子主宰のアスベスト館ではその封印まで舞踏手のみならず振付まで手がける。近年はソロを主軸に世界各所を公演、ワークショップして周る。近年に「荒漠器」、「恐怖の恋」、「飴玉☆爆弾」などがある。
曽我傑(サウンドアーティスト)
少年期、音楽の基礎を祖父と父に学ぶ。その後、ピアノ、作曲、和声・対位法、ギター、リュート、などを習得。‘71年〜75年、テリー・ライリー、ジョン・ケージに現代の作曲と可能性について学ぶ。‘73年より佐野清彦、多田正美らとともに現代音楽グループ“GAP”の活動を開始しさまざまな試みを行う。‘70年代より演劇、舞踏、ダンス、イヴェントなど多角的に関与し今日に到る。自身の企画「アジア・トライ」をインドネシア、日本などアジア一円で展開中。
公演概要
工藤丈輝舞踏公演『蹠の剃刀』
公演期間:2022年1月12日 (水) ~2022年1月16日 (日)
会場:座・高円寺1(東京都杉並区高円寺北2-1-2)
【作・演出・出演】: 工藤丈輝
【音楽】: 曽我傑
【美術】: 黒川通利
【照明】: 早川誠司
【舞台監督】: 森下紀彦
【衣装】: 柴田好
【大道具】: 蛭田唯詩
【制作】: 韓ヨルム、原田和加子
【広報】: 玉木康晃、長野由利子
【宣伝美術】: 緒方徹
【写真】: 康欣和
【主催】東京戯園館
【提携】NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
■公演スケジュール
1月12日(水)開場19:00開演19:30
1月13日(木)開場19:00開演19:30
1月14日(金)開場19:00開演19:30
1月15日(土)開場17:00開演17:30
1月16日(日)開場15:00開演15:30
■チケット料金
全席自由:3,000円(税込)