人形とダンサーの競演 ダンスと音楽と言葉で奏でる『赤と黒の交響詩』上演決定

一般財団法人六行会主催、『赤と黒の交響詩』が2022年5月3日(火・祝)~5月4日(水・祝)に六行会ホール(東京都品川区)にて上演されます。

チケット発売中!

公式ホームページはこちら

「赤と黒の交響詩(シンフォニー)」
ホリ・ヒロシの人形とスペイン舞踊家ベゴーニャ・カストロ、そしてコンテンポラリーダンサー柳本雅寛。三人三様の個性がきらめき化学反応する、異色のコラボレーション二作。

人形が空を舞い、ダンサーが地を踏み鳴らす
幾重にも織りなされた愛と夢が交差する。
ダンスと音楽と言葉で奏でる、シンフォニックポエム。

【第一部】「菊とカーネーションの幻想」
出演:ホリ・ヒロシ(人形舞)、ベゴーニャ・カストロ
フラメンコギター:カルロス・パルド
演出・振付・音楽監督:ベゴーニャ・カストロ

菊は日本のフェミニズムの開拓者の一人である与謝野晶子を、カーネーションは、スペインの女性の美の女神として知られるマリア・テレサ・ロペスを象徴する。
鋭い感性で日本のフェミニズムを拓いた誇り高い晶子の言葉は、一人のスペイン人女性の心を刺激し、再生へと導く…。
熱い血のたぎる情熱のフラメンコと、
気高く清らかな人形舞が魂の交感をする、赤の交響詩

【第二部】「アフター・ドール」
出演:ホリ・ヒロシ(人形舞)、柳本雅寛
長唄:三世杵屋佐喜
作曲:竹本仁
演出・振付:柳本雅寛
協力:ICHIBANGAI Dance Studio

その手が奏でる傾げは空虚な生命
踏みしめる床は常に平等で
問い続けるフリをして舞った空気がほんの少し人を靡く

300体を超す人形を創り、空を舞う身体に生命を吹き込んできた人形師ホリヒロシと、コンテンポラリーダンサー柳本雅寛の行く先知らずのダイアローグ。

ホリにとって人形は自身を投影する合せ鏡か?
それともイノセントな愛の化身?
彼女たちは何も答えない。伏し目がちな瞳に妖艶な微笑を湛えるだけ…

人形と人形師の物語、それは喜劇なのか悲劇なのか長唄の三世杵屋佐喜が彩を添える、
ダンスと言葉で綴る、黒のimagination Journey

出演者プロフィール

ホリ・ヒロシ
人形作家・人形師/着物・舞台衣装デザイナー
「人形舞」創設者。 吾妻流宗家・吾妻徳穂直弟子、名取名吾妻瑤穂
幼い頃から人形を創り始め、青山学院大学在学中の1978年、「楊貴妃」が創作人形公募展に入選。翌年、「福助猿」が日本創作人形協会で優秀賞を受賞、本格的に人形作家の道へ入る。また、自作の等身大の人形を一から作り、操りながら自らも舞う一人文楽「人形舞」の創設者でもある。この世とあの世をつなぐかのような舞台は、伝統と前衛のはざまにあると名高い。

ベゴーニャ・カストロ
スペイン舞踊家
8歳から、マドリッド王室舞踊学校にて、クラシックダンス、ボレラ、フォルクロール、クラシックスペイン舞踊、フラメンコ等を学ぶ(1982-1990)
パコ・フェルナンデス、アウロラ・ポンスなどの舞踊家に師事し、1991年にデビュー。今日まで多数のタブラオや劇団で功績を残す。フラメンコ歴50周年を祝し、振付をハビエル・ラトーレ、音楽をホアン・ゴメスが担当した児島章司フラメンコ劇団の公演にソロ出演。日本文化に造詣が深く、近年では日本の舞踏家との共演や舞踏にインスパイアされた独自の表現の可能性を追求している。

柳本雅寛
ダンサー・振付家・+81主宰
98-06年までドイツ・オランダの舞踊団に所属し多彩な振付家達の作品に携わり世界各地で踊る。帰国後は大植真太郎らとC/Ompany結成、欧州を軸に公演。2011年より自身のユニット+81を主宰し精力的に作品を発表。2013年JAPON dance project立ち上げメンバー、17・18年六本木アートナイトへの参加や谷桃子バレエ団への振付など垣根を超えた活動を展開。独自のコンタクトメソッドと演劇的な身体表現の融合に新世界を+81の公演等で模索している。洗足音楽大学,ICHIBANGAI Dance studio,講師

カルロス・パルド
フラメンコ・ギタリスト
本名カルロス・パルド・サンチェス。著名なフラメンコ・ギタリストのホセ・マリア・パルドを父として、マドリードに生まれる。カンテ(歌)のためのギタリストとしても評価が高く、ガブリエル・モレーノを始め現在の主だったカンタオール達と共演を重ねると同時に、ソロギタリストとしても活躍しながら現在に至る。ガブリエル・モレーノとレコーディングした「カンテ・フラメンコ」他、スペインでのレコード録音も多い。不世出のギタリスト、ニーニョ・リカルドの系列を継ぐ伝統と、新しい世代の感覚を併せ持つ正統派のギタリストとして、スペインでは高く評価されている。

三代目 杵屋佐喜(きねや さき)
長唄佐門会・唄方
1983年東京生まれ。父は江戸時代より続く長唄佐門会家元・七代目杵屋佐吉。6歳で国立大劇場にて初舞台。玉川大学文学部芸術学科、声楽専攻卒業。第11回アジアクラシック音楽コンサート新人賞受賞。2002年父の前名である佐喜の名を三代目として襲名。
現在長唄の唄方として全国各地の舞台公演やテレビ、ラジオに出演多数。
歌舞伎の市川海老蔵 NY公演、平成中村座スペイン公演など海外公演へも参加。
劇団☆新感線への楽曲提供の他、BTUスクール校歌、劇団かかし座、新曲アニメーション『カレーライスの唄』など作詞・作曲も手掛ける。一般社団法人長唄協会会員。

公演概要

『赤と黒の交響詩(シンフォニー)』
公演期間:2022年5月3日(火・祝)~5月4日(水・祝)
会場:六行会ホール(東京都品川区北品川 2-32-3)

■出演者
ホリ・ヒロシ / ベゴーニャ・カストロ / 柳本雅寛
ギター:カルロス・パルド
長唄:三世杵屋佐喜

■スタッフ
作曲:竹本仁

■公演スケジュール
5月3日(火・祝) 開場18:30/開演19:00
5月4日(水・祝) 開場12:30/開演13:00
          開場17:30/開演18:00

■チケット料金
前売:5,500円
当日:6,000円
(全席自由・入場整理番号付・税込)

制作・共催:NPO法人魁文舎
企画プロデューサー:花光潤子
主催:一般財団法人六行会

プレスリリースカテゴリの最新記事