2025年8月より博品館劇場にて上演されるRoom NO.925（ルームナンバークニコ） 第１回公演「ジャニス」のメインビジュアルおよびストーリーが公開された。
本作の冠となっている『Room NO.925（ルームナンバークニコ）』は、2000年から2003年に三越劇場・名鉄ホールにて上演された３作品「夢シリーズ」にて、座長を務めた山田邦子とプロデューサー難波利幸のタッグ企画。第1回と銘打った本作では、堤泰之新作書き下ろし、そしてぽこぽこクラブの三上陽永が演出を務める。
出演には、山田邦子を筆頭に、山像かおり、小林美江、藤田記子が決定。さらに、橋本祥平、花音、海老澤英紀、水谷あつしが出演し、山田とともに、演劇界で活躍している名女優たちがRock Bar「デボラ」で繰り広げられる人間模様に挑む。
物語は、70年代に活躍し解散した伝説的な5人組ガールズバンド「ガーネット」の元メンバーのもとにメンバーだったデボラが亡くなったと訃報が届くことから始まる。デボラの葬儀に参列した3人のメンバー達（山像かおり、小林美江、藤田記子）は、帰りにデボラの経営していたROCK BAR「デボラ」へ。デボラの娘や恋人、元マネージャーに、ファンクラブ会長などガールズバンド「ガーネット」と「デボラ」に関わる人たちが偶然にも集うことに。そこに突然、現れたのは音信不通だった残りのメンバーの1人ジャニス（山田邦子）。ジャニスの登場によって人々の感情は、思わぬ方向にかき乱されていく様を描いた作品だ。
公演は、8月20日(水)から東京・博品館劇場にて全9ステージ。チケット代金は全席指定9,250円（クニコ）、カンフェティにて一般販売中。
STORY
1970年代後半、ロックファンの間で語り継がれる伝説的なガールズバンドがいた。その名は「ガーネット」。メンバーはシンディ（vo. 演：山像かおり）、ジャニス（gt. 演：山田邦子）リンダ（ky. 演：藤田記子）パティ（ba. 演：小林美江）、デボラ（dr.）の５人。メジャーデビューは果たせなかったが、女性だけで構成されたガールズバンドは当時珍しく、その荒々しくもキュートなパフォーマンスはファンから熱狂的に支持されていた。
５年間の活動を経て解散した後、メンバー達は別々の人生を歩むこととなる。シンディはソロデビュー後女優に転身し、芸能界に残った。リンダは実業家として成功を掴んだ。パティは幼なじみと結婚し子宝にも恵まれ、幸せな家庭を築いている。デボラも結婚したが離婚後ロックバーを経営していた。そしてただ一人、行方知れずとなっていたのがジャニスだった。
ある日、メンバーのもとに訃報が届く。デボラが亡くなったのだ。葬儀に参列したメンバー達は、帰りにデボラの店で一杯やろうということになった。集まったのはシンディ、パティ、リンダ、元マネージャーのジョージ（演：水谷あつし）、熱狂的なファンだった関（演：海老澤英紀）。カウンターの中にはデボラの娘しおり（演：花音）がいて、ドリンクを作ろうとしているのだが、要領を得ない。というのも、しおりはまだ大学生で、ほとんど店には顔を出さないからだ。奥原が買い物から帰って来る。実質的に店を任されていたのは奥原（演：橋本祥平）だった。そして彼はデボラの恋人だった。３０歳近く年の離れた恋人がいたことに一同は驚く。デボラの思い出話などそっちのけで、皆は奥原を質問攻めにする。つきあうようになったきっかけは？どっちから告白した？デボラのどこに惹かれた？などと話が盛り上がっている時、店のドアが開いた。現れたのは・・ジャニスだった。
音信不通だったジャニスの過去が少しずつ明らかになっていく。彼女は解散後渡米し音楽業界に身を置いていたが、その後ハリウッドで映画のキャスティングの仕事をしているらしい。かつてジャニスはバンドの問題児だった。ワガママでキレやすく、他のメンバーは自分を引き立たせるための道具だとしか思っていない。解散のきっかけもジャニスとシンディの確執だった。そしてその夜も、ジャニスの登場によって人々の感情は、思わぬ方向にかき乱されていく・・
公演情報
Room NO.925 第１回公演 「ジャニス」
■作 ：堤 泰之
■演出：三上陽永
■出演：
★元ガールズロックバンド「ガーネット」
山田邦子、山像かおり、小林美江、藤田記子
★ROCK BAR「デボラ」
橋本祥平、花音、海老澤英紀、水谷あつし
■会場：博品館劇場
■日時：2025年8月20日(水)～24(日)
8月20日(水)19:00
8月21日(木)14:00／19:00
8月22日(金)14:00／19:00
8月23日(土)12:00／17:00
8月24日(日)12:00／17:00
■チケット：9,250円（税込・全席指定）※未就学児童不可
■企画・製作：エヌオーフォー【NO.4】