1月14日(火)に第12回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞の選考会が有吉玉青、辻原登、濱田元子、矢野誠一の4氏により行われ、イキウメの『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』に決定しました。
本賞は選考委員と批評・評論家の劇評意欲を最も奮い立たせる優秀な演劇作品を顕彰するもので、受賞作はその年のなかから1作品にあたえられます。
早川書房と公益財団法人早川清文学振興財団が主催しています。受賞作には正賞として演劇雑誌「悲劇喜劇」に因んだ賞牌、副賞100万円が贈られます。
3月末に贈賞式を行ないます。詳しい選考過程の採録、各選考委員が推薦する作品の劇評を「悲劇喜劇」5月号(4月7日発売予定)に掲載します。
公式サイト:
https://www.hayakawa-online.co.jp/literary_prize/higekikigeki
作品紹介(概要)
イキウメ『奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話』(主催:エッチビイ株式会社)
小泉八雲『怪談』から、「常識」「破られた約束」「茶碗の中」「お貞の話」「宿世の恋」の五篇と、オリジナルストーリー。
小説家の黒澤は、人里離れた古い旅館に逗留し、執筆をしている。
そこに二人連れの旅行者、田神と宮地がやってくる。
世間話に旅館の縁起を話していると、それぞれの持つ怪談話を披露する流れになる。
腰を据えて語るうちに、目的が明らかになってくる。
二人は警察官で、ある事件を追ってやってきた。
公演記録
2024年8月9日(金)~9月1日(日) 於東京芸術劇場シアターイースト
2024年9月5日(木)~8日(日) 於ABCホール
原作=小泉八雲/脚本・演出=前川知大/ドラマターグ・舞台監督=谷澤拓巳/美術=土岐研一/照明=佐藤啓/音楽=かみむら周平/音響=青木タクヘイ/衣裳=今村あずさ/ヘアメイク=西川直子/舞台監督=山下翼/プロップマスター=渡邉亜沙子/演出助手=山下茜/所作指導=山下禎啓/照明操作=溝口由利子/音響操作=鈴木三枝子/衣裳進行=馬場晶子/ヘアメイク助手=山﨑智代/制作=坂田厚子/票券=宍戸円/制作デスク=谷澤舞/プロデューサー=中島隆裕/出演=浜田信也、安井順平、盛隆二、森下創、大窪人衛、松岡依都美、生越千晴、平井珠生