【対談動画公開】舞台「インタクト」

2023年1月7日(土)〜9日(祝月)、赤坂RED/THEATERにて上演される舞台「インタクト」のキャスト・演出家・プロデューサーが、公演会場の赤坂RED/THEATERにて、対談を行いました。

フルバージョンは、<きょうだけゆるして製作委員会 YouTubeチャンネル>にて公開中です。
<きょうだけゆるして製作委員会 YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/@user-rq1ll8kz6k

稽古に入る前に行われた今回の対談は、初めましての緊張感もありながら、演技について、俳優について、そして作品について熱く語った1時間となりました。

寛 役:ダンカン
修太 役:三嶋健太
理恵 役:土路生優里
順二 役:板橋廉平

作・演出:佐藤慎哉
プロデューサー:板橋廉平

<CAST対談①> ダンカン × 三嶋健太 × 板橋廉平

>あなたにとって俳優とは何ですか

三嶋:「俳優」をしているときは、舞台上でも「今」を大事にしてます。私生活でも最近今を大事に生きようと思ってる。お客様にもその瞬間の本物のやりとりを見てほしいし、そして「今」を大事にしてくれたらいいなと思ってます。

ーー「俳優」は私生活を大事にしてくれるものですね。

板橋:日常生活は幸せでなんだけど、どこかで溜まってる払拭できないストレスみたいなものがあって、物語のなかに入ると別人になれる。それが僕にとってすごく呼吸ができる場所なんですよね。だから僕のなかで俳優は生きる術です。

ダンカン:俳優なる気もなく、なんとなく使ってもらっているうちに、どうにか仕事になっていったんだけど、45歳くらいから「こういうふうにやると、こういうふうに面白いな」「最初からぶち壊して、全く違う性格にしてみたらどうだったんだろう?」と試してみたり俯瞰で見れるようなった時に、「面白いことを若い頃、もっとやればよかったのに」と忘れ物を必死に取り戻しに行く時間が俳優。

「演じるこだわり」編

<CAST対談②> 三嶋健太 × 土路生優里 × 板橋廉平

>どういう俳優になりたいですか。

土路生:芝居を見て涙を流したり家族を思い出したりとか、見ている人が感情を揺さぶられるような芝居ができる人にはなりたいなと思います。今まで共演してきた俳優さんを見て、こんなふうな演技ができるようになりたいなっていっぱい感じてきたから、もっと上手くなりたいです。

三嶋:良くなったなって思っても、もっと良くなる方法があるだろうし、一生満足をしていない俳優でいたいです。

板橋:自分が携わる作品であったり自分がやった役で誰かの人生の変わるきっかけになれるような俳優になれたらいいなと思います。自分自身が演劇を見て俳優になろうと人生が変わって、芝居とか文化、エンタメって人の人生を大きく抱えるだけの力があるっていうのは、身をもって体験してるので、人生を変えるその一因になれたらいいなってものすごく思います。

◆「初舞台」編

<演出家 × プロデューサー対談> 佐藤慎哉 × 板橋廉平

>演出家から見たそれぞれのキャストの印象は。

佐藤:
(ダンカンさん)
やっぱりプロだな。インタビューを受けているなかで冗談を交えながら自分の意見を言って、それが自分の言葉になっている。説得力があるっていうのがやっぱり、いろんなものを見てこられたからこその言葉だなあっていう感じですよね。

(三嶋さん)
腹の底に虎を飼ってるんじゃないかっていう印象ですね。丁寧に接してすごく好印象ですけど、こっちがやっぱりガッといったら「俺もいくとこいくぞ!」みたいな気合いを感じました。エネルギーある人なんだな。俳優っていう仕事が好きなんだろうなっていう熱量を感じる。

(土路生さん)
素直で純粋な印象です。周りの空気を読んで場に合わせることもできる。いろんなものを敏感に感じ取る素直な方なんだっていう印象でした。喋ってる印象も、飾らなくて。

(板橋さん)
よく喋るなあって思います(笑)こうやって企画動かしてエネルギーがあって、うちの劇団員(アナログスイッチ)の人間を見る目は信用しているので、劇団員がこれだけ気に入ってるんだったら、芝居に向かっても真摯に向き合う人だし、良い人間性の人なんだろうなと思って。話していて素直でまっすぐな人なんだと思ってます。

板橋:僕はプロデューサーとして「一緒にやりませんか」ってオファーかける側ですが、キャストが決まってから考えてみると、一生懸命な姿が印象に残っている人が多いなっていう気がしたんです。自分も俳優であるし、プロデューサーとしてお声がけする時に、どういう人と一緒にやったら自分も学びになるのかなっていうことを考える。逆に刺激を与えられるのかなって考えると、やっぱり真面目に一生懸命取り組んでる人っていうのが、キャスティングするうえではすごく大事なポイントなんじゃないかなって、今回すごく思ったんです。

>タイトルを「インタクト」にした理由は。

佐藤:ALSっていう病気は、筋肉は弱っていくんですけど、脳、意識ははっきりしているんですよね。「インタクト(intact)」は「そのままである」とかっていう意味ですけど、自分の意思とか考えはそのまま、でも体だけが動かなくなる。鼻が痒くても掻けない。向きを変えたくても変えられない。寒くても温度を変えられない、みたいな状況になるわけですよ。ひとつは「意識はそのままである」っていう意味でインタクト。

もうひとつは作品のテーマの「家族」。離れていたけれども家族としての愛はそのまま。そのままであるっていうのがいいんじゃないかなと思って、「インタクト」という言葉を使いました。

対談動画のフルバージョンは、<きょうだけゆるして製作委員会 YouTubeチャンネル>にて公開中です。
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◆ビジュアル撮影ーメイキングMOVIEー

きょうだけゆるして製作委員会『インタクト』

きょうだけゆるして製作委員会『インタクト』

公演期間:2023年1月7日 (土) ~2023年1月9日 (月・祝)
1月7日(土) 19:00
1月8日(日) 14:00 / 19:00
1月9日(月・祝) 13:00 / 17:00

会場:赤坂RED/THEATER(東京都港区赤坂3-10-9赤坂グランベルホテルB2F)

出演者
池田 寛 役:ダンカン
松原修太 役:三嶋健太(みしま けんた)
松原理恵 役:土路生優里(とろぶ ゆり)
池田順二 役:板橋廉平(いたはし れんぺい)

スタッフ
脚本・演出 :佐藤慎哉
プロデュース:板橋廉平、實川美千代
企画制作  :きょうだけゆるして製作委員会

チケット料金
全席指定:6,000円(税込)
チケット取扱:カンフェティ http://confetti-web.com/intact

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