人魚の王子の果てなき冒険と奇跡の物語を通じ“海と人との共生”を描く　次世代を担う期待の新星たちによる、海の音楽劇

　教育とエンターテインメントを融合させた「エデュケーショナル・エンターテインメント」として好評を博した『プリンス・オブ・マーメイド～海と人がともに生きる～』。今回、人魚の王子・タリク役を市村優斗と石原颯也がWキャストで主演し、ヒロインのティヤム王国の王女・サラ役を天翔天音が演じる。

市村「初主演なので、セリフもアクロバットも必死に頑張ろうと思います。特に楽しみなのは、フライング。地上から浮いたことがないですからね（笑）。オーディションのときもフライングがあったのですが、翌日もの凄い筋肉痛になりました……。だから稽古や本番を通じて、ムキムキになれればと思います」

石原「初舞台で初主演。自分の中の大きな目標が一気に2つ叶うことになります。今の気持ちとしては緊張4.5、ワクワク5.5ぐらいです（笑）。初めての舞台なので、舞台の楽しさを知るのも楽しみだし、フライングもアクロバットもお芝居も歌も全部楽しみ。この貴重な機会を全力で努力して、全力で楽しんでいきたいです」

天翔「今回初舞台でヒロインを演じさせていただくことになり、一緒にこれから作品を作り上げていく中で、素晴らしいキャストのみなさんから色々なことを吸収して、成長していけたらなと思っています。アクロバットやフライング、そしてブランコに乗るシーンもあると聞いています。どんな演出になるのか、今からとても楽しみです」

　気合十分な次世代を担う期待の新星たち。出演が決まった際の家族の反応を聞きつつ、観客へのメッセージを尋ねると。

市村「父は『精一杯頑張れ』と言ってくれました。僕はもともと動物が好きなこともあり、学校の授業で海洋プラスチックの汚染問題を学んでから、寄付活動をするようになったんですね。今回の舞台を観て、少しでも海の環境汚染が減るきっかけになればいいなと思っています」

石原「ずっと支えてもらっていた両親が特に喜んでくれたので、とにかく嬉しかったです。この舞台は海洋汚染がテーマですが、そんなに難しく考えなくて大丈夫です。おもしろい部分がたくさんあって、小さなお子さまも楽しめると思うので、この舞台をきっかけに環境問題を知ってもらえたらと思います」

天翔「ヒロインになったことを告げると、夢に向かって一歩一歩前進していることを凄く喜んでくれました。私たちの舞台を観て、海の大切さや素晴らしさを感じていただけるよう頑張るので、楽しみに待っていただけたら嬉しいです」

（取材・文：五月女菜穂　撮影：間野真由美）

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