個性溢れる新メンバーを迎えて、さらにパワーアップしたステージに 芝居! 歌! 圧巻のダンス! ショートコント! 怒涛の90分! 8名の女優による華やかなレヴューショウ! abc赤坂ビーンズクラブ!

 個性溢れる女優達が、ストリングスカーテンのステージを所狭しと走り回るレヴューショウ! アメリカンレトロな雰囲気と最新のスピード感を併せ持ったエンターテインメントとして幕を開けた『abc赤坂ビーンズクラブ』。キャスト達も初めての体験が多い作品でありながら、幕を開けてみたら大盛況。理屈抜きに面白いとの評判が立った。それに気を良くしてか早速第2弾の制作が決定し、新たに6名の女優が選ばれ、「side2」として上演する。そこで、前回の公演にも参加した2名のうちのひとり、水野花梨。メンバー最年少となるが、すでにキャリアを重ねている竹内麗。そしてダンスのプロリーグであるD.LEAGUEで活躍し、モデルとしても活躍する美優梨の3人に、新生『abc赤坂ビーンズクラブ』に挑む気持ちを聞いた。

―――まず、水野さんから。先日の「Side1」に出演した感想を教えてください。

水野「稽古をしていく中で、ギリギリまでどうなるかが心配で、本当に大丈夫かなと思っていました。コントもお客さんに受けるかどうかが不安だったんです。でも本番になると客席の笑いがだんだん大きくなっていって。それで自信が持てました。曲もダンスも多いし、コントもある。そんなに沢山できるかも心配でしたが、個性が立っているキャストばかりでプロ意識も高いので、自分も頑張るけれど他人も支える。そんな雰囲気でいっぱいでした。ともかく自分をさらけ出せる素敵な場所になりました。成長できたと思います」

―――竹内さんと美優梨さんは客席にいたわけですが、観客としてどう感じました?

竹内「みんな個性が際立ってました。でもダンスナンバーになると一体感があって、圧倒されました。皆さんキャリアが違うはずなのに、まとまりが凄いんです。コントは超面白かったです。色々なものが押し寄せてきて、レトロなのに古さや違和感がまったくなく、センスが抜群でした」

美優梨「舞台というと最初から最後まで物語がつながっているスタイルしか知らなかったので、この舞台のようにショートコントが連続するのは初めてでした。もう少し観たいな、と思ったところで暗転になって終わるという(笑)。それが新鮮で。さらにダンスや歌が入るので、見所満載、盛りだくさんで楽しめました。

―――そして「Side2」では自分から出演したいとアピールされたそうですね。

竹内・美優梨「はい」

―――皆さんそれぞれのキャリアを積まれていますね。

竹内「私は子供の頃からいろいろとCMとか舞台にでていました。1番最初はテレビでしたね」

水野「最初はダンスコンテストで個人賞をもらって、その後公開オーディション番組を経て3人組のアイドルをしていました。そのうちお芝居に興味が湧いてきて、今は舞台中心です。全国を回る演劇企画でもあちこち回っていました」

美優梨「4歳からダンスを始めたんです。それでD.LEAGUEでプロダンサーとして活動しましたが、自分の中で1年間と決めていました。今はモデルと、お芝居も始めたところです。ダンスですか? 最初はヒップホップ、その後ロッキンやハウス。最近はvoguingですね。でもvoguingひとつとっても、オールドとかニューウェイとかいろいろあるんです。あと書道もずっとやってます。正月は毎年書き初めから始まりますよ」

―――そんな個性いっぱいの8名の女優達によるダンス・歌・コントのショーというのが『abc◇赤坂ビーンズクラブ』の看板ですが、そのなかでもコントで人を笑わせることとなると、照れがあるんじゃないですか?

水野「やっていてすっごく楽しいです。もともと人を笑わせることが凄く好きで、幼稚園の頃の将来の夢は森三中の黒沢さんみたいになる事でした(笑)。でもセンスがなくて。だから今回お客さんが笑ってくれるのが凄く嬉しいし、やっていて楽しいし、気持ちいいです」

竹内「私も笑わせるのは好きです。変なポーズを決めて友達を笑わせたり。でもコントを自分でネタを考えて、演じて笑ってもらうのは初めてなんで、不安がありますね。私できますよね(笑)。笑いを体験をしたい、挑戦したいと思っています」

美優梨「この前まで私が参加していたD.LEAGUEでは笑いはなくて(笑)。もともと口数少ないし、話を聞く方が得意なので、周りに笑ってもらうのは初めてなんです。だから緊張しますが、自分を信じてやってみようと思います」

―――それではメンバーチェンジを経てリニューアルした『abc赤坂ビーンズクラブ』。それぞれの意気込みを聞かせてください

水野「もう稽古は始まっていますが、メンバーが違うだけでこんなにもカラーが変わるのか、と思っています。今回は前回以上に個性が強いメンバーですから、同じ曲でも違ったカラーに仕上がるし、コントも変わるので、新生『abc赤坂ビーンズクラブ』を楽しみにして欲しいです」

竹内「子供の頃からずっと今までやってきたのは、決まった振付や段取りで踊ったり演じたりすることでした。自分から個性を出していくことは初めてかもしれません。だからこそ殻を破って挑戦したいですね。こんなに盛りだくさんの舞台は初めてですから、一生懸命トライ! トライ! していきたいです」

美優梨「この前経験した初舞台では、踊れるけれど口がきけない役でした。そのせいか今はめちゃくちゃ話がしたい自分がいます。歌にしてもフェイクを入れて歌うこともハモるのも初めての経験です。そんな舞台は皆さんにご来場いただかないと体験できません。是非劇場においで下さい」

(取材・文&撮影:渡部晋也)

プロフィール

水野花梨(みずの・かりん)
千葉県出身。アイドル活動を経て、2017年〜2019年には『カゴメ劇場』(主演)に出演。本年は、舞台『雫のバッキャロー!!』~山梨と山形で、ワインに人生を掛けた家族たちの物語~、劇団バルスキッチン 第18回公演『どぎまぎメモリアル』、絶対青春合唱コメディ『SING!!!』 −空の青と海の青と僕らの学校− に出演。

竹内 麗(たけうち・うらら)
東京都出身。3歳の頃からダンスと歌を習い始め、6歳から子役として活動。NHK Eテレ「ピタゴラスイッチ」、「みいつけた!」、「にほんごであそぼ」などに出演。演技も学び、2011年『cosette〜レ・ミゼラブル〜』でミュージカルデビュー。2017年、13歳のときに第4回JUNON produce Girls CONTESTに参加し、ベスト30に選出される。

美優梨(みゅうり)
大阪府出身。3歳からダンスと書道を始める。様々なスタイルのダンスを会得し、ダンスのプロリーグであるD.LEAGUEにおいて「Benefit one MONOLIZ」のメンバーとして活躍。並行してモデルとしても活躍。退団後には女優として、舞台『スカベンジャーズのアスカ』に出演した。

公演情報

エヌオーフォー【NO.4】
『abc赤坂ビーンズクラブ』- side2 –

日:2022年12月21日(水)~25日(日)
場:赤坂RED/THEATER
料:一般6,500円
  U-25[25歳以下・引換券・枚数限定]4,500円 ※要身分証明書提示
  (全席指定・税込)
HP:https://no-4.biz/abc_beans/side2/
問:エヌオーフォー【NO.4】
  mail:info@no-4.biz

インタビューカテゴリの最新記事