次世代を担う逸材からワールドクラスのプリマが横浜に集結! 多彩な演目で贈る一夜限りのサマーナイト・ステージ

次世代を担う逸材からワールドクラスのプリマが横浜に集結! 多彩な演目で贈る一夜限りのサマーナイト・ステージ

 2015年の初回公演よりバレエダンサーの“次世代育成”に力を注ぎ、世界で活躍する多くのプリンシパルらが巣立っていった横浜バレエフェスティバルが7回目の公演を迎える。毎年、若手から円熟のダンサーらが競演。年齢や経験からくる表現の幅や厚みの違いに加え、クラシックからコンテンポラリーまでの多彩な演目は芸術監督の遠藤康行による演出も加わり、ガラ(特別)公演でありながら、ひとつのストーリー性を持った情感豊かなステージに昇華した。14年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人3人目となる1位を17歳で受賞した二山治雄も初回から出演する1人だ。

 「僕がローザンヌを取ってから最初の大きなステージがこの横浜でした。ダンサーも毎年豪華で、リハーサルの期間からお互い刺激をもらっていて、僕の中では毎年夏の恒例という感覚で楽しみにしてます」

 受賞後は米国留学を経てパリ・オペラ座の契約団員の座をつかむなど、順調にキャリアを重ねていた二山だが、転機もあった。

 「コロナ禍でカンパニーの契約が白紙になってしまい、帰国後も公演のキャンセルが相次ぎ、もうバレエは辞めようかとも思いました。バレエ一筋の生活を送ってきたので、一度離れてみようと思い、スーパーのレジ打ちや品出し、介護施設の事務員など人生初のアルバイトを経験しました。社会に出て多くの出会いを通して、改めて自分がいた環境やバレエを見つめ直す時間ができ、やはり自分にはバレエしかないと。これまでは自己完結というか、自分の中だけで出来を評価していましたが、もう一度、原点に立ち返ってお客様の為に踊ろうと思うようになってからは気持ちがかなり楽になりました」

 21年には世界注目のギタリストichikaと共演を果たすなど、新たな手法でバレエの魅力を発信する二山。公演では12年ローザンヌ1位の菅井円加(ハンブルク・バレエ団プリンシパル)とペアを組み、世界で培った技術を惜しみなく披露する。

 「平日の夜に映画を観に行く感覚でバレエを鑑賞するパリと比べ、日本ではまだ敷居が高いと思われがちですよね。でも美しい音楽や鍛えられたダンサーの繊細な身体の動きなど、バレエにはきっと多くの方の心を震わせる要素がつまっています。多彩な演目やダンサーが揃った本公演は初めての方にはうってつけの機会。是非多くの方に観てもらいたいです」

(取材・文:小笠原大介 撮影:友澤綾乃)

「突然ですが、急遽一週間の休暇が取れることになりました。どこへ行っても、何をしても自由だとしたら……どのように過ごしますか?」

「一日二日は休んでそれ以降は通常通り過ごすと思います! 普段中々、家族や友人と過ごす時間がないので休みの日は彼らと近場でも少しお出掛けやご飯をしたいです。僕の中で休日何もしていない事に罪悪感がでてしまい不安になります。なのでどんなに休みでもトレーニングは欠かさないようにすると思います」

プロフィール

二山治雄(にやま・はるお)
1996年生まれ、長野県出身。7歳でバレエを始め、白鳥バレエ学園(長野市)で研鑽を積む。2014年2月、17歳でローザンヌ国際バレエコンクール1位を受賞。1989年の熊川哲也、2012 年の菅井円加に次ぐ日本人3人目の1位受賞者となった。同年4月にはユース・アメリカ・グランプリでシニアの部金賞受賞。米国留学を経て、ワシントン・バレエ、パリ・オペラ座といった海外トップカンパニーで経験を積む。横浜バレエフェスティバルには第1回から出演。

公演情報

横浜バレエフェスティバル2022

日:2022年7月31日(日)14:00開演(13:00開場)
場:神奈川県民ホール 大ホール
料:S席12,000円 A席10,000円 B席6,000円 C席4,000円(全席指定・税込)
HP:https://yokohamaballetfes.com/
問:ソイプランニング tel.045-434-0555

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